【鹿島】昌平高から加入の津久井佳祐、選手権での“あの発言”の真意を語る「僕たちの仲があってこそ」「あの言葉を胸に、サッカーをしていきたい」。アントラーズサポーターからは好印象
鹿島に加入した津久井佳祐。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
キャプテンとしての責任ある姿勢、鹿島向きのタイプだ、という多くの声――。
J1リーグの鹿島アントラーズが1月15日、鹿嶋勤労文化会館でソシオ会員のサポーター約500人を招いて2023シーズンの新体制発表会を開催した。
そのなかで、101回全国高校サッカー選手権を沸かせた昌平高校から加入したDF津久井佳祐は、インターハイで負傷したこともあって大学進学を考えていたなかで鹿島からオファーが届き、迷うことなくプロに挑む決断を下したという。
また先日の高校選手権では、試合後の“刺激的な発言”がメディアを通じて思わぬ形で広がっていくという経験もした。「僕たちの仲の良さがあってこその発言でした」と津久井はその真意を改めて口にしたが、プロフェッショナルとして社会に出るうえで今後の勉強になったという。
ただ、そうした責任ある発言をする姿勢は、むしろ鹿島の熱いサポーターに好印象で受け入れられた。アントラーズ向きのタイプだ――と。
「鹿島サポーターの皆さんは、記事の内容を理解してくれたうえで反応してくれて、そういった面では嬉しかったです。逆にあの言葉がプロサッカー選手の人生の中で、自分がしっかりやらなければいけないという意識がつきました。メディアの前では、そういったことを言わないということはしっかり勉強になりました」
全ては自分に返ってくる。あらゆる“パワー”を力に変えていかなければいけない。現在は選手権で再び負傷したため、別メニューでの調整中という。高さと強さに加え、クレバーさやビルドアップ力も備える新時代を担うDF津久井は「あの言葉を胸に、サッカーをしていきたいです」と誓っていた。