【サッカー日本代表 この1枚】ブラボー長友佑都「このチームには大きな夢がある」

「それを達成するために、しっかりここから戦っていきたい」

　サッカー日本代表（SAMURAI BLUE）が3月20日のバーレーン代表戦で2-0の勝利を収め、”世界最速”で北中米ワールドカップ（W杯）出場を決めた。その試合後のセレモニーで、キャプテンの遠藤航から“締め”を突然任された長友佑都は、「みんな、ブラボー!」と叫び、埼玉スタジアムは歓声と拍手と笑顔で包まれて大団円を迎えた。

「大きな夢がこのチームにはある。それを達成するために、しっかりここから戦っていきたい」

　長友は試合後の取材対応で、そのように力強く言った。

　北中米W杯で、日本代表が世界一を目指す。そのためには、何が必要か。何ができるか。それをチームとして、真剣に考えて実行していく。そのような態勢は間違いなくできつつある。

　長友は目標や夢を口にすることで実現してきた一人でもある。

　ピッチに立てるのは11人のみ。ただし、代表チームであれば、選手は26人や27人で動く。試合に出られなくて満足している選手など一人もいない。とはいえ、いざ試合を迎えれば、全員が勝利を目指す集団となっていなければ、より結束力のある強固な集団になり、頂点まで登り詰めてはいけない。

　チーム最年長の長友は、このチーム内での立ち位置や役割を理解している。そのうえで、あの日本代表のユニフォームを着て、ピッチに立って勝利する瞬間をまた思い描いている。

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　日本代表は3月25日、アジア最終予選第8戦、ホームでサウジアラビア代表と対戦する。