「ロッカーはめちゃくちゃ」ウエスカ2部降格危機、岡崎慎司は途中出場。ヘタフェ勝利も久保建英の出番なし
岡崎慎司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
パチェタ監督は逆襲を誓う。一方のボルダラス監督は「ユーフォリアには陥れない」。
[スペイン1部] ウエスカ 1-2 ヘタフェ /2021年4月25日(日本時間21:00)/エスタディオ・エル・アルコラス
スペイン1部リーグ、ヘタフェCFがエネス・ウナルの2ゴールでSDウエスカに2-0の勝利を収め、1部残留へ大きく前進した。一方、勝てばヘタフェに1ポイント差に迫れたウエスカだが、19位から浮上できず。ウエスカの日本代表FW岡崎慎司は途中出場、レアル・マドリードからヘタフェに期限付き移籍中のMF久保建英はベンチ入りしたものの、出場機会を得られなかった。
ヘタフェは8勝10分15敗(26得点・39失点)の勝点34で15位。一方、ウエスカは5勝12分16敗(31得点・50失点)の勝点27で20チーム中19位。その差は7ポイントに広がった。ただヘタフェと降格圏18位のレアル・バリャドリードとは勝点4差で、まだバリャドリードは1試合消化が少ない状況だ。
ヘタフェのホセ・ボルダラス監督は試合後の記者会見で、「ユーフォリア(幸福感)に陥ることはできません。ライバルに勝ったことで、この数時間は喜べます。ただし、残り5試合、継続して戦うことが大切です。チームとして支え合う団結が求められます。(2ゴールのウナルについて)ゴールのみならずハードワークを含め、彼が最高の選手であることを証明してくれました」と、気を引き締めていた。
一方、ウエスカのパチェタ監督は「ライバルにダメージを与えられず、ロッカールームはめちゃくちゃでした。ヘタフェはウエスカに素晴らしいパフォーマンスを見せました。(次節はレアル・ソシエダ戦)次の試合について考えることだけです。降格はさせません。これからジェットコースターに乗っているようになり、苦しみも味わいますが、ここから脱出できる信念と確信があります」と、逆襲を誓った。
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[文:サカノワ編集グループ]