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三笘薫が命拾いも…。タックルでPK献上、VARで取り消し。しかしFA杯ブライトンはノッティンガムにPK戦の末 敗退

三笘薫 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

日本代表活動中のコンディション不良から回復し、先発で出場を果たす。

[FAカップ 準々決勝] ブライトン 0(0EX0、3PK4)0 ノッティンガム・フォレスト/2025年3月30日(現地29日)/アメックス・スタジアム

 イングランドのFAカップ準々決勝、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCはノッティンガム・フォレストFCの一戦、スコアレスのまま延長戦を終えてPK戦に突入。GKマッツ・セルスに2本を止められて3-4で落とし、ベスト4進出を逃した。

 ブライトンのサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)三笘薫(Kaoru MITOMA)は4-2-3-1の左MFで先発。スコアレスで迎えた72分にシモン・アディングラと交代した。

 インターナショナルマッチウィークに帰国した三笘は、3月20日に日本代表の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選3月シリーズのバーレーン代表戦で先発し、2-0の勝利に貢献。しかし25日のサウジアラビア代表戦(△0-0)はコンディション不良により欠場を余儀なくされた。

 イングランドに戻ったあとが心配された日本代表のエースだが、この試合ではスタメンで出場。持ち味であるドリブルのキレはそこまで感じられなかったが、相手の嫌がる位置で起点になるなど気を利かせてチャンスを作り出していった。

 しかし63分だった。左サイドを突破してゴールラインぎりぎりでペナルティエリア内に持ち込んだフォレストのエリオット・アンダーソンに対し、三笘がスライディングタックルで止めに行く。

 するとアンダーソンはそれをかわす。しかし相手選手の右足に、スライディングした三笘の残した左腕が接触する。

 アンダーソンはそこで倒れる。主審は三笘のファウルにより、アウェーチームへPKを与えた。

 そこでVARが介入。VARはアンダーソンの足と三笘の腕が接触していた映像を強調して、主審に伝える。すると主審はOFRで映像を確認すると、ノーファウルと判定した。

 主審が思っていたようなチャージではなく、その残した腕の接触は反則にはあたらないと判断したようだ。

 三笘はこのあと72分、23歳のシモン・アディングラと交代している。

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 このPK取り消しもあって、試合はスコアレスのまま延長戦に突入し、さらにPK戦へ。いま最も“当たっている”GKの一人セルスが2本をセーブし、フォレストに軍配が上がった。