闘莉王がCF&CBで20戦ぶりフル出場、小屋松決勝弾。京都が福岡に渾身の勝利!!
フル出場を果たした京都の染谷悠太。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「これが私の見たかった京都サンガだ」とジュロヴスキー監督も歓喜。
[J2 22節] 京都 1-0 福岡/2018年9月26日/西京極
京都サンガF.C.が渾身の試合運びで、6位のアビスパ福岡に1-0の勝利を収めた。6試合ぶりの勝点3、今季ホーム3勝目。J2残留に向けて大きな1勝を収めた。一方、福岡は勝てば4位に浮上できるチャンスに失敗し、得点差で7位に転落した。
田中マルクス闘莉王はカイオとの2トップで先発し、CKから惜しいヘディングシュートを放ち、さらに前線で体を張ってボールの収めどころとなった。ただ26分にセンターバックの増川隆洋が負傷退場するアクシデントがあり、後半途中からは最終ラインに入ってプレー。相手のパワープレーで放たれるクロスを跳ね返し続け、まさに攻守両面で大車輪の活躍ぶりを見せた。
34分にカイオのシュートのこぼれ球を鮮やかに突き刺した小屋松知哉は、「シンプルに嬉しい。上手く当たったので良かった。勝利に貢献できたゴールは嬉しいですけど、もっとチャンスはあったのでそこで貢献していきたい」と喜んだ。
また、京都のジュロヴスキー監督は「これが私の見たかった京都サンガだ。体を張り、スプリット溢れる守備を見せてくれた。もちろんまだ満足などしていないが、今日のような戦いを続けることが大切だ」と興奮気味に語った。
福岡は京都の倍となる20本のシュートを放ったが、京都の牙城を崩し切れなかった。看板を蹴ったとして2試合出場停止となったドゥドゥの穴を埋めきれなかった。
次戦、京都は熊本(30日)、福岡は大宮(29日)と、いずれもアウェーで残留&昇格争いのライバル同士との直接対決を迎える。
文:サカノワ編集グループ