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水戸に初のJ1クラブライセンス。しかし「笠松使用」の場合

J1昇格の場合、笠松がホームに…。サポーターは複雑な心境?(写真はケーズデンキスタジアムでプレーする伊藤涼太郎)(C)SAKANOWA

J1昇格できなければ、来季もケーズデンキスタジアムがホームに。

 Jリーグは9月29日、クラブライセンス判定結果に関する記者会見を行った。水戸ホーリーホックにJ1、ブラウブリッツ秋田にJ2のクラブライセンスが新たに交付された。

 水戸はJ1に昇格した場合、笠松運動公園陸上競技場をホームスタジアムに変更するという報告があったという。なお、ケーズデンキスタジアムはJ1基準は満たしていない(J2基準)。

  その水戸には過去初めて「解除条件付交付」が採用された。J1昇格またはJ1昇格プレーオフ参戦の際、スタジアム(笠松)を短期改修することが条件。そのためスタジアム改修を行わない場合、J2クラブライセンス付与に変更される。

 つまり、水戸は2019シーズンにJ1昇格できた場合、笠松を使用することを条件に、J1クラブライセンスが交付された。昇格できず来季のJ2で戦う場合、「引き続きケーズデンキスタジアムを使用するという話を聞いている」(青影宜典クラブライセンスマネージャー)そうだ。

 ケーズデンキスタジアムで応援をしてきた水戸のサポーターとしては、やや複雑な心境となりそうなクラブの選択と言える。また、来季以降、笠松とケーズスタをどのように使用していくのか、クラブの意向も気になるところだ(あくまでも笠松は代替で、いずれはケーズスタを大改修する?)。

 34節を終えた時点で、水戸は勝点47の11位で、昇格プレーオフ圏の6位東京ヴェルディとは勝点10差だ。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

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