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FIFAがクラブW杯開催都市に約16億円投資、浦和がプレーするロサンゼルスでは山火事の救急隊員にチケット贈呈

クラブ・ワールドカップ(Photo by Marco Bello - FIFA/FIFA via Getty Images)

「北米はサッカーに適した施設が足りない」、北中米W杯に向けた機運醸成へ。

 FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長は4月11日、クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)の開催されるアメリカ11都市にそれぞれ100万ドル(約1億4000万円)計1100万ドル(約15億8000万円)をサッカーを通じた持続可能性への貢献のために投資すると発表した。

 サッカーを通じたコミュニティの促進を目的に、FIFAミニピッチの建設、付随した社会的事業に活用される。対象はアトランタ、シャーロット、シンシナティ、ロサンゼルス、マイアミ、ナッシュビル、ニューヨーク/ニュージャージー、オーランド、フィラデルフィア、シアトル、ワシントンDCの11都市。

 インファンティーノ会長はFIFAを通じて、次のようにコメントしている。

「私たちは社会的責任を自覚しており、米国にFIFA財団を設立します。米国におけるFIFAクラブワールドカップの伝統を継承するため、試合開催11都市それぞれに100万ドルを寄付し、地域の社会貢献プロジェクトを支援します。地域社会のために何かをしたいという私たちの強い思いを改めて示すものです。なぜならば、北米には、サッカーに適したスポーツ施設が不足しているからです。この状況は絶対に変えていかなければなりません。各都市に緊急に必要とされている適切な施設の建設を支援したいと考えています。これは私たちの責任です」

 そのようにアメリカでのサッカー専用施設の不足が背景にあり、クラブW杯、そして来年の北中米ワールドカップ(W杯)の盛り上げにつなげたいということだ。

 クラブW杯では、171億ドル(約2兆4000億円)の総生産を生み出し、約10万5000人の雇用を創出する可能性があるそうだ。

 また、FIFAは2025年1月にロサンゼルスとパサデナ/アルタデナで発生した山火事の対応にあたった救急隊員一人につき2枚ずつ、ローズボウルスタジアムで開催されるクラブW杯のチケットを贈ったそうだ。

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 ローズボウルでは、浦和レッズがグループステージの第3戦で、メキシコ1部のCFモンテレイと対戦する。