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【移籍】久保建英の動向に影響か? ヴィニシウスがレアル・マドリードと新契約を締結へ

久保建英。早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

2030年まで、あるいは2029年+オプション。

 ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)が、所属するスペイン1部レアル・マドリードと新たに5年契約を締結することで合意に近づいている。

 エックス(旧ツイッター)のフォロワー数2372万人を超える移籍情報を専門とするジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏(@FabrizioRomano)が4月23日、「ヴィニシウス・ジュニオール、レアル・マドリードとの5年契約合意間近。ラ・セールが報じたように、契約はほぼ完了し、2030年まで有効なのか、2029年までで延長オプションが付くのか、あとはそこをハッキリさせるだけとなっている」とレポートした。

 ヴィニシウスは2027年6月までマドリードと契約を結んでいて、その内容を見直すことになるという。

 これまでサウジアラビア1部から衝撃的な10年・10億ユーロ(約1600億円)というオファーが届いていたと言われてきた。それだけに、マドリードでプレーを続けるのであれば、まず実績を踏まえ、キリアン・エムバペの1500万ユーロ(約24億円)に匹敵する、あるいはそれ以上の年俸を、ヴィニシウスサイドは要求していると現地で報じられてきた。

 ただし、そもそもヴィニシウスは「レアル・マドリードに残ることを望んでいた」と、ロマーノ氏は伝える。

 一方で「ヴィニシウス・ジュニオールの新契約について。最終的な詳細が固まるまで、まだ時間がかかりそうだ。口頭合意は成立している」「正式な手続きはまだだ」と、これからディテールを詰めていく段階ということだ。

 ヴィニシウスは左ウイングを主戦場に、今季はエムバペと2トップを組むなど、前線の最適解を巡る模索を続けてきた。エムバペも本来は左サイドで好パフォーマンスを見せてきた。

 もしもヴィニシウスが移籍するようなことがあれば、マンチェスター・シティのアーリング・ハーランド獲得もあり得るのではないか――とも噂されてきた。

 ひとまず、そのビッグディールは消えたと見ていいだろう。

 一方、右サイドを主戦場にするレアル・ソシエダの日本代表MF久保建英について、他クラブからオファーがあった場合には、レアル・マドリードは設定額の半額である3000万ユーロ(約48億円)以上の移籍金で買い戻せる条項がついていると、これまでスペインメディアを中心に報じられてきた。

 ロドリゴ、ジュード・ベリンガム、ブラヒム・ディアス、エンドリッキもいるだけに……。“久保のマドリード復帰”という夢プランも、少し可能性が低くなってしまったか。

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 レアル・マドリードはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではアーセナルFCに0-3、1-2と連敗を喫して敗退に。消化が1試合少ないラ・リーガでは、FCバルセロナと7ポイント差の2位につける。またコパ・デル・レイでは、FCバルセロナとのファイナルにも進んでいる。