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「煙草もみんな吸っていた」鎌田大地がラツィオ時代の衝撃を内田篤人に語る

鎌田大地。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

DAZNの人気コンテンツ「内田篤人のFOOTBALL TIME」で。1年前は「移籍事で失敗してしまった」。

 イングランド・プレミアリーグのクリスタル・パレスFCに加入したサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のMF鎌田大地が8月15日に更新されたDAZNのコンテンツ「内田篤人のFOOTBALL TIME」に出演。収録されたのは6月で、クリスタル・パレスへの加入が正式に発表される前だったが、そこで鎌田は改めて今回の移籍の背景、そしてSSラツィオとセリエAで戦った1年間について語っている。

 鎌田は様々な噂が流れたなか、なかなか移籍先が決定しなかった1年前について「移籍事で失敗してしまった」と振り返る。

「前のシーズンは移籍事で失敗してしまったので、今回はシーズン終了までには決めたいと。それ以降は待たないと決めていました。ラツィオに残るか、パレスに行くかという二択で考えていました。ラツィオに残ることを決めていて、連絡をくれていた(クリスタル・パレス監督の)オリバー・グラスナーには『ごめんなさい』と伝えていたのですが、その翌日にはクリスタル・パレスに行くことが決まっていました」

 移籍交渉の舞台裏として、1年前、ラツィオの契約書にサインしようとした際、当初の話と微妙に異なる内容がいくつか明らかになったという。そのため契約書への署名直前、改めてすべてチェックする事態になり、他クラブへの移籍もあり得るという状況になった。結局、7、8回と契約書の修正を行ったうえでサインし、ラツィオ鎌田が誕生したという。

 そして今回もラツィオに残留すると、鎌田サイドは決めていた。しかし、またも同じようなことが起きたことで、鎌田側は誠意ある対応をしていて信頼を置くグラスナー率いるクリスタル・パレス行きを決断したということだ。

 また、ラツィオでの2023-24シーズン、マウリツィオ・サッリ前監督からイゴール・トゥドール監督への交代による”劇的”な変化について、次のように語る。

「(トゥードル監督は)やり方が完全にドイツと一緒でした。前から行く時は基本的にマンツーマンで(ボールを)獲ったら素早く攻めるサッカーで、インテンシティが求められる。現代的なサッカーだと感じました。前監督はすごく守備的でした。後ろに人数を余らせているので、ボールを奪えず、奪えてもゆっくりしてしまう。また、中盤3人が13キロは走らないといけない。とにかく走らないといけないサッカーでした」

 またサッリ時代は「試合後の分析がなかった」ということで、チームメイト間での修正や改善点の共有もなかなか図れずにいた。良い意味でも、悪い意味でも「伝統」が残り、それが大切にされている――と感じたという。

「イタリアは昔からサッカー自体があまり変わっていなくて、私生活でもみんな煙草を吸っていました。これまでドイツにしかいなかったので分からないこともあり、イタリアに来て、なかなか大変だなと思いました」

 シャルケ04、ウニオン・ベルリンと欧州ではドイツのみでプレーしていた内田は、「面白い、そんなに違いがあるのは」と興味深く話を聞いていた。

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 この鎌田の登場回では、他にクイズバトルを展開。二人がサガン鳥栖のマスコットであるウィントスを描いている。

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