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【浦和】グスタフソンの状態は? 東京V戦へ スコルジャ監督「若くて野心的でハードワークをし続ける」と最近5戦1失点の堅守打破へ意欲

東京V戦に向けて抱負を語った浦和のスコルジャ監督。(C)SAKANOWA

5月のテーマは総力戦、「ローテーションは私の仕事の重要なパート」「これからはより勇気をもって選手を変えていくことも必要」。

[J1 14節] 浦和 – 東京V/2025年5月3日15:00/埼玉スタジアム

 J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が5月1日、2日後にホームの埼スタで行われる東京ヴェルディ戦に向けて、オンラインによる取材に応じて抱負を語った。

 浦和は4連勝で勝点22に伸ばして暫定4位。一方、東京Vは現在2連勝中、守備面が整理されてリーグ5試合で1失点しか喫していない。

 スコルジャ監督は「東京ヴェルディはいま連勝中で、非常に好調です。アウェーでの今季の敗戦は鹿島戦のみで、非常にタフなタスクが待ち受けています」と警戒する。

「若くて野心的な選手たちが組織的にハードワークし続ける相手で、ディフェンスラインが固い。特にファイナルサードを突破することが難しい仕事になります。前回の対戦(2024年10月、●1-2)では、綱島(悠斗)の2得点で敗れました。セットプレーでも気を付けなければいけないチームだと思います」

 ただし、指揮官は「もちろん私たちも好調であり、5万人以上の来場が見込まれるこの試合で、ファン・サポーターに喜びを届けられるように、勝利のために準備します」と、圧倒的な声援を受けたなかで勝利を掴み取りたいと強調した。

 また、サミュエル・グスタフソン、チアゴ・サンタナ、安部裕葵の状態について問われると、指揮官は次のように答えた。

「ヒロキのケガは複雑で時間がかかりそうです。チアゴとグスタフソンはより近い復帰が見込まれています。明日の練習を見て、メディカルの報告を聞いて決めたいと思います」

 そのように、もしかするとこの連勝中に中盤を支配してきたグスタフソンが間に合わないかもしれないということだ。

 いずれにせよ、クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)に向けて、3日の東京V戦から6月1日まで中2日が2試合などリーグ8試合が組まれる。スコルジャ監督は、今月は選手のローテーションをしていき、その仕事の難しさと責任を感じていた。

「これまでの4試合はスタメンを固定してきましたが、5月いっぱいまで、それができるとは思っていません。中2日の試合が2回あります。ローテーションは私の仕事の重要なパートになります。スタッフ全体で、データもしっかり分析しながら行いたいと思います」

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 チームを進化させていくうえで新たな選手の台頭、既存選手の復活も必須であり、「これからはより勇気をもって選手を変えていくことも必要だと思います」と強調した。

Posted by 塚越始