×

【鹿島】鈴木優磨が田川亨介から受けた触発「フォワードが結果を出すとチームにいい刺激になる」

鹿島の鈴木優磨。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

次にゴールを決めるのはどちらだ! あるいはレオ・セアラか。それとも…。

[J1 15節] 福岡 – 鹿島/2025年5月6日14:00/ベスト電器スタジアム

 J1リーグ15節、首位に立つ鹿島アントラーズは5月6日、アウェーでのアビスパ福岡戦に臨む。中2日での九州遠征で、ベスト電器スタジアムは2022年からルヴァンカップを含めると6試合未勝利の“鬼門”である。白星を奪い切り、勢いに乗れるか。

 ケガ人が相次いでいたなか、一気に評価を高めているのが、右サイドバック起用に応えているプロ3年目で20歳になるDF津久井佳祐だ。最近5試合連続でスタメン出場し、4戦連続のフル出場で4連勝を支える。

 鈴木優磨はFC町田ゼルビア戦のあと、津久井について問われると、「試合に出続けることで、成長していると思いますし、鹿島らしい選手になってきた。頼もしいです」と語り、その台頭を喜んだ。

 また、鈴木は田川亨介の初ゴールを、自らのことのように喜んだ。そのことを問われると、エースは頷いた。

「彼自身、非常に苦しんでいた姿を見てきましたし、それでも何とか歯を食いしばって練習から前向きにチームのために取り組んでいましたからね、いつか取れると思っていました。フォワードとして能力が高いですし、フォワードが結果を出すとチームにいい刺激になるので、良かったです」

 鬼木達監督は町田戦後の記者会見で、津久井について「非常に良かったと思います。チームとしても相馬(勇紀)選手のところは、危険な存在に挙げていた一人でした。頼もしくなってきたといいますか、疲弊した状態でもよくカバーして対応してくれたと思います」と評価していた。

 さらに田川についても「折れずに努力を続けてきたことが、こうして結果につながったと思います。彼らしいプレーが徐々に増え、フォワードなので得点が自信になり、もっともっと続けていってほしいと思います」と期待を寄せていた。

関連記事>>【鹿島】田川亨介の初ゴール、自分のことのように喜んだ鈴木優磨に「点が取れない時の苦しみとか、よく分かっていると思うので」

 鈴木優磨と田川亨介。触発し合った二人のストライカー、次に決めるのはどちらか。あるいはレオ・セアラか。もちろん高さのある津久井も虎視眈々と一撃を狙っている。