中居正広さん性加害疑惑反論、ホリエモンが自らの経験を踏まえ今後を展望「始末に負えないのは…」「基本的には、お互い平行線」
ホリエモンこと堀江貴文氏。(C)SAKANOWA
ユーチューブのホリエモンチャンネルで語る。どちらが“正しい”という正解はなく、当事者を含め真実は分からないか…。
コンプライアンス問題の調査のため株式会社フジ・メディア・ホールディングスの依頼により第三者委員会が公開した報告書で、被害女性に対し「性暴力があった」と認定された元タレントの中居正広氏が、5月12日、弁護団を通じてそのような事実は確認されず、証拠を提示するようフジテレビ側に求めた。複数のメディアが報じた。
この発表を受けて実業家のホリエモンこと堀江貴文氏がユーチューブ『ホリエモンチャンネル』で「中居正広さんの性加害否認について解説します」と題した動画を公開し、自らの経験を踏まえて語っている。
「(中居さん側が)いわゆる『性暴力』はしていないと主張をすると噂されていたが、その通りになりました。では第三者委員会の時、なぜ言わなかったのかという点では、(中居さんが)説明したものの、第三者委員会に性暴力だと認定されたということです。女性側の主張を一方的に聴き、(和解金など支払い、本来、双方で守秘義務を交わしていたはずだが)第三者委員会にボコボコにされて、黙っていられないと堪忍袋の緒が切れたみたいなのかどうか。いずれにせよ二人の密室での出来事なので、エビデンスや証拠があるわけではなく、言った、言わないの話になっているのでしょう」
いずれにせよ、少なくとも刑事事件化はされていない。それだけに弁護士を挟んでの“主張”は今後、「基本的に、お互いに平行線になります」と断言する。
ライドドア事件を経験している堀江氏は自身の経験を振り返る。
記憶とはあやふやになるもので、「こういう打ち合わせで、こういう話をしていただろう」などと元同僚が拘置所で尋問され、そう言われ続けていくうちに、早く解放されるため、保釈されるため、逮捕されないため……など状況を鑑みて、“記憶”が改ざんされていった……という。どちらかに有利・不利な情報が誇大化され得ると主張するのだ。
堀江氏は「始末に負えないのは、全部が全部、完全に作られた嘘ではないところです」と強調する。
これからは両者が弁護士を挟んで「それぞれ優位なポジショントークをするにすぎない」と展望する。被害者と中居さん、それぞれ主張があり、そこで「“記憶”が少しずつ違うのかなと思います」「同じ事実であっても、少なくとも『自分は悪くない、相手が悪い』というバイアスがかかる。それは致し方ないと思います」と、どちらが“正しい”という正解はないと見る。
つまり、おそらく真実は、もやは当事者同士でさえ、誰にも分からないだろうということだ。
ただ、中居さんは自らの名誉回復を主張している。
堀江氏は今回の発表について、中居さんが大切にしてきたファンへのアピールであると受け止め、ただしユーチューブを含めてのタレント復帰は難しいのではないかと見ていた。
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全てを失った中居さんサイドの主張に対し、フジテレビは真っ向から対立するのか。あるいは、その意向をしっかり汲むのか、その中庸的な落としどころを探るのか。どのようなスタンスで臨むのかも注目される。