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コメ買ったことない発言の江藤大臣に、ロザン「全くウケていない」とダメ出し

江藤拓大臣 写真:AP/アフロ

政治家のウケ狙いはリスクが高く、慎んだほうが無難か。

 吉本興業に所属している お笑いコンビ ロザンが5月20日、ユーチューブの『ロザンの楽屋』で「【農水相】『コメ買ったことない』発言について」と題した動画を公開した。約2年で2倍に値上がりしたコメの価格上昇とコメ不足により市民が悲鳴を上げるなか、江藤拓農林水産大臣の「私はコメを買ったことがない」「売るほどある」と語って大問題になったことについて、二人は語り合い注目を集めている。

 精米する前の玄米を購入してもらい、それぞれ精米することも増やしていけないか……という趣旨の発言だったという。ただし、この失言を受けて、米不足と価格高騰の問題解決へ話し合われる際、いちいち野党にこの点を追及されて話を折られ、本質的な議論を深めにくくなってしまった状況を、二人は残念だと嘆く。

 江藤農水大臣は「ウケを狙って、少し大げさに言った」と反省したという。しかし宇治原史規さんは「僕が映像を見る限り、全くウケていない」と断罪、菅広文さんも「そうやねん、どこで笑うんですか……。よく分からん」と首を捻った。

 政治家の地元などでの講演などで、時々その会場や内輪だけでウケることもあるが(映像になって問題視されることは多いが)、宇治原さんは「今回は全く盛り上がりを見せていなかった」とダメ出しをした。結果的にこうして失言として扱われるリスクは増し(今回は失言というより、とてもガッカリな問題発言だが)、政治家がウケを狙う発言は慎んだほうが無難だろうと提言していた。

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 江藤大臣は地元・宮崎県でよく使われる「売るほどある」という冗談を用いたと言い、妻からそんなに米はないと叱責されたという。

 その話を受けて、江藤大臣が「ウチにあるコメですが、売るほどはありませんでした。妻に怒られました。そこは謝罪します、すみませんでした」と、自宅にある米の量の“情報修正”と謝罪をして、記者から「そこはどうでもええねん!」と突っ込まれたら、「お笑いとしては100点やと思う」と、菅さんはここで笑いを回収する展開を期待していた。