【なでしこ】VAR波乱! 田中美南ゴール取り消し→ブラジルにPK→ケロリン失敗。しかし…ブラジルに1-3敗戦
田中美南がブラジルから先制! かと思われたが…。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
次戦6月3日8時から、再びブラジルと対戦。
[親善試合] ブラジル女子代表 3-1 日本女子代表/2025年5月31日(現地30日)/ネオ・キミカ・アレーナ(ブラジル)
ブラジル遠征中のなでしこジャパン(サッカー日本女子代表)が現地5月30日、ブラジル女子代表と対戦し、1-3で敗れた。0-3で迎えた89分に清家貴子が意地の1点を返してみせた。
ヨーロッパ組がちょうどシーズンを終えたあとの活動で、ブラジルとの2試合が現地で組まれた。ニルス・ニールセン監督はこの初戦、熊谷紗希や田中美南を起用する一方、谷川萌々子をトップ下に抜擢、藤野あおば、浜野まいかも同時起用するなど若手も組み込み、少しテスト色を強めた。
すると11分、ピンチをしのいだあと、カウンターから田中がブラジルの高いラインの背後を突くシュートで、ゴールネットを揺らす。日本が先制に成功! と思われた。
しかしここでVARの介入が入る。
すると攻撃の起点となった自陣ペナルティエリアでの南萌華のスライディングタックルが相手の足にかかっていたとして、なんと、田中のゴール取り消し→ブラジルにPKという“逆転判定”が下されたのだ。
ところが――。このキックをブラジルの新エース候補ケロリンが枠の外へ蹴って失敗。マンチェスター・シティのチームメイトであるGK山下杏也加が駆け引きで上回ってみせた。
それでもこのあとはホームのブラジルが主導権を握る。28分、GK山下からのビルドアップでボールを奪われて、ドゥディーニャに左足でミドルを叩き込まれ、先制点を献上。さらに2点を追加されてしまう。
それでも89分、籾木結花のスルーパスから清家がGKの股下を抜くシュートを沈めて、交代出場組の連係から1点を返してみせた。
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日本は次戦、日本時間6月3日8時から対戦する。