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【日本女子代表】今夜アジア杯準決勝・中国戦!猶本光、植木理子、宮澤ひなた…待望されるニューヒロインの台頭

女子アジアカップで通算3ゴールを決める植木理子。2022 Asian Football Confederation (AFC)

目標は「3連覇」。一気に強度の上がる一戦、これまで活躍してきた選手たちの真価が問われる。

[女子アジアカップ 準決勝] 日本 – 中国/2022年2月3日19:30(日本時間23:00)/シュリー・シヴ・チャトラパティ・スポーツコンプレックス

 女子アジアカップ準決勝、サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)が日本時間3日23時から、中国女子代表と対戦する。日本の目標は大会3連覇。そして、そのタイトルを掴むためには「ニューヒロイン」の活躍が期待される。

 大会直前に新型コロナウイルスの陽性反応が出たエース岩渕真奈を欠いたなか、新たな攻撃の形を模索。長谷川唯を中心に可能性を見出し、そして準々決勝ではタイに7-0の勝利を収め、来年のオーストラリア&ニュージーランド共催のワールドカップ(W杯)出場権を得た。

 W杯の出場権獲得は、なでしこジャパンにとってはノルマである。チームが見据えるのは、あくまでも3連覇だ。

 そのためには岩渕、長谷川、熊谷紗希といったチームを支えてきたキープレイヤー以外の選手の台頭が望まれる。あと2試合――そこが注目点に挙げられる。

 猶本光は20歳での代表初招集から7年越しとなる、「すごく胸が熱くなりました」という初ゴールをミャンマー戦で直接フリーキックから奪ってみせた。そのセットプレーは世界で戦っていくうえでも武器になり得る。

 また、植木理子は今大会3試合・3ゴールを記録。ヘッド、裏への抜け出し、そしてドリブルと全て異なる形から決めている。新エース候補と言える活躍ぶりだ。

 そして、宮澤ひなたはトップから両サイドハーフまでこなす貴重な人材。タイ戦では先制点を華麗にアシストし、自身の代表初ゴールも決めた。

「(長谷川)唯さんがドリブルでカットインしてきて左足で持った時、早く入り過ぎて一枚潰れるよりはファーのボール、逆サイドが苦しかったらボランチから展開することも考えて幅を取っておこうと思いました」

 宮澤はそのようにゴールを振り返る。韓国戦ではやや危うい場面もあったが、それを取り返した。彼女をはじめ、大会を通じて進化を遂げている選手が多いのはプラス材料だ。

 ただこの中国戦から強度が一気に上がる。彼女たちの真価もここから問われる。

 中国はかつてのアジアの女王だ。攻撃に常に重心を置けた、これまでとは異なる戦いが待っているだろう。池田太監督が掲げる『奪い切る守備』を凝縮させたスタイルを発揮できるか。なでしこジャパンの現在地を知ることのできる重要な一戦を迎える。

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[文:早草紀子]

Posted by 早草紀子

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