中居正広さん猛反撃、真の狙いは? 河西弁護士が解説「いわゆる男女間での 認識の違いではないかと…」
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ユーチューブチャンネルで動画公開。フジ第三者委は、被害女性も事実として認める『手を上げる等の暴力は一切なかった』点には触れるべきだった。
元タレントである中居正広さんの代理⼈弁護団が5月30日、フジ・メディア・ホールディングスの依頼で報告書を発表した第三者委員会に対し改めて反論し、「再度の資料開⽰・釈明など要求のご連絡」を送付し、その内容を公開した。改めて一般的に想起される「性暴力」はなかったと強調し、その証拠の提示とともに、中居さんの名誉回復を図ることを求めている。
この件でTBS系列「サンデージャポン」に出演した弁護士の河西邦剛氏が5月31日、ユーチューブの「【弁護士】河西ちゃんねる」で、「【弁護士が解説】中居正広反論 『勇気づけられた』等のお礼をもらうような関係でもありました…中居氏の反論書面の真の目的とは!?」と題した動画を公開。要点をまとめて詳しく解説している。
被害女性は中居さんとのメールで、家族やプライベートに関しても伝えていた、女性から「勇気づけられた」という内容のメールが送られていた、さらに何度か会っていた……ことなども明かされている。こうして中居さん側から徐々に被害女性との関係性を示す情報が小出しにされている。
その理由と目的について、河西弁護士は守秘義務と女性へのプライバシーに配慮しながら、「いわゆる男女間の認識の違いではないか、というニュアンス」を名誉回復のために情報発信しているのではないかと見ていた。
また、中居さんに「性暴力」があったと認定している件について。中居さんが1月に被害女性に対する「お詫び」の文を発表する際、前担当の弁護士を介してやりとりし、女性側も「一部報道にあるような手を上げる等の暴力は一切ございません」という内容を公表することに了承していた。つまり「男性側、女性側で、ここは確実に一致しているところだと思います」として、河西氏は「やはり第三者委員会の中居さんへの配慮が足りなかったのではないか」と指摘している。
第三者委が、中居さんに対し「性暴力」というワードを用いたとしても、「中居さんが1月9日に発表している『手を上げる等の暴力は一切なかった』という点について、第三者委員会も一切確認されなかった」などと説明する方が良かったのではないか。あるいは、WHOの定義とはいえ日本の刑事・民事の性不同意性交罪には該当しないと見られる――など「(中居さんサイドからの発信を踏まえて)言っていれば、ここまでのトラブルにはなっていなかったのでないか」と推察していた。
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動画内では、弁護士の視点で、中居さん側の問題などにも言及。守秘義務の扱いについても詳しく説明している。