【移籍】浦和がクラブW杯で対戦、17歳リーベルの至宝を獲得へ レアル・マドリード逆転。パリSGとの争いを制す…さっそくメッシとも共演
メッシとの2ショットを公開したリーベルに所属するアルゼンチン代表のマスタントゥオーノ(右)。※インスタグラムの@franco.mastantuonoより
6年契約、12月までリーベルへレンタル!?
スペイン1部レアル・マドリードが、アルゼンチン1部 リーベル・プレートに所属するアルゼンチン代表MFフランコ・マスタントゥオーノ(Franco Mastantuono)の獲得へ「個人合意」に至ったという。フランス1部パリ・サンジェルマンとの争いを制し、このあとクラブ間交渉を詰めていくことになる。
『マルカ』『ESPN』などが6月6日までに報じた。マスタントゥオーノは、浦和レッズと日本時間6月18日のクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)グループステージ初戦で対戦するリーベルが育ててきた17歳の至宝だ。同6日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)南米予選のチリ代表戦(〇1-0)で途中出場からアルゼンチン代表デビューを果たし、さっそくリオネル・メッシとの共演も果たした。
リーベルでは今シーズン公式戦通算19試合・7得点・4アシストを記録している左利きの右サイドアタッカーだ。
リーベルとは2016年12月まで契約を結んでいる。ただし8月14日で18歳になるまで、ラ・リーガでは選手登録できない。そのためリーベルはレアル・マドリードと契約したあと、12月までレンタルにてリーベルで継続してプレーすることを求めているそうだ。
マスタントゥオーノはマドリードと2031年まで6年契約を結ぶことで合意したと報じられる。このあと、クラブ間で具体的な条件を詰めていく。
とはいえ、4500万ユーロ(約74億円)と言われる高額な移籍金を支払ってまで、マドリードがそのようなローンを認めるかどうかは読めないところである。
また、マドリード入りが実現すれば、ライバルであるパリSGへの加入を阻止した形になる。とはいえ、白い巨人の前線のタレントは飽和気味であり、ロドリゴやエンドリッキの移籍が実現しない限り、基本的にはマスタントゥオーノは控えに甘んじると予想される。
そうなると、久保建英の時のように、まずレンタル移籍でラ・リーガでの経験を積ませることになることが有力視される。
世界の舞台でもインパクトを残すのか――。クラブW杯GS 1節、浦和-リーベルの一戦は6月18日4時(現地17日12時~)から、シアトルのルーメン・フィールドで行われる。