【クラブW杯】インテルのギヴ監督、浦和戦で警戒するキーマンは? 長友佑都、鈴木彩艶にも触れる
モンテレイ戦で指揮を執ったインテルのギヴ監督。(Photo by Sean M. Haffey - FIFA/FIFA via Getty Images)
「佑都は今もいい友人です。まだ現役でプレーしているというのは喜ばしいこと」
[クラブW杯 GS E組 第2戦] 浦和 – インテル/2025年6月22日4:00(現地21日12:00)/ルーメン・フィールド(シアトル)
アメリカ・クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)グループステージ(GS)Eグループ第2戦、イタリア・セリエAのインテル・ミラノのクリスティアン・キヴ監督が現地6月20日、翌日の浦和レッズ戦に向けた公式記者会見を行い抱負を語った。
第1戦のメキシコ1部CFモンテレイ戦は1-1で引き分け、この浦和戦は必勝を期す。しかし最大で主力7選手が欠場する可能性があり、優勝を狙うためには、一つ分水嶺にもなり得る一戦になる。
ギヴ監督は勝利を目指すことを強調したうえで、日本メディアの質問にも応じた。そのなかで「私は日本のサッかーが好きです」として、次のように語った。
「日本の文化が好きです。まだ実際に行ったことはありませんが、その規律、コミットメントを尊敬しています。そのような文化からたくさん学んできました。いつか日本を訪れたいです」
そして警戒するキーマンに「グスタフソンは尊敬しています」と、セリエAのトリノFCでもプレーしたスウェーデン代表の司令塔を挙げた。そして30歳のミッドフィルダーについて、そのテクニックとゲームコントロール能力をいかに抑えるかを“重要事項”に挙げていた。
一方、インテルの課題として、指揮官は「少しボールの運びが遅かったです。その部分を改善したいです。ファイナルサードでも、よりクリーンにフィニッシュまで持ち込みたいです」と、攻撃面について語っていた。
システムについては、3-4-2-1を示唆。ただし「今はプレシーズンではなく、ここから作り上げていくわけではありません。これまで分かっていることを生かしていく。モンテレイ戦から48時間、フルのコンディションに持っていかないといけない。トレーニングセッションでしっかりカバーしないといけない」と、あくまでも勝利を求めていく一つの重要なコンペティションであると強調した。
また、インテルのチームメイトだった長友佑都(FC東京)が今なお現役でプレーしていることも話題に。
「佑都は今もいい友人です。まだ現役でプレーしているというのは喜ばしいこと。日本代表チームにも選ばれて、パルマでザイオン(鈴木彩艶)ともそのことを話しました。彼におめでとうと伝えてほしいと言いました。一緒にいい時間を、とても長く過ごしました」
ギヴ監督はそのように喜んでいた。
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浦和がシアトルでの連戦なのに対し、インテルはロサンゼルスから19日に飛行機で約4時間かかるシアトルへ移動。指揮官は「気候が変わりました。ロスより少し涼しいですね。練習コンディションはとてもいいです」と、いかに環境に適応するかも一つポイントに挙げた。