【浦和】プロ21年目、GK西川周作がクラブW杯でこぼした特別な涙「これまで経験したことのない感情がこみ上げてきた」
クラブW杯のインテル戦のあと、涙をこぼした浦和の西川周作。写真:AP/アフロ
インテルを追い詰めたものの、終盤の猛攻に抗えず1-2逆転負け。グループステージ敗退が決定。
[米国クラブW杯 E組 GS2節] 浦和 1–2 インテル/2025年6月22日4:00(現地21日12:00)/ルーメン・フィールド(シアトル)
クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)グループステージ(GS)第2戦、浦和レッズはインテル・ミラノに1-2で逆転負けを喫し、今大会2連敗でGS敗退が決定した。
フル出場したGK西川周作は試合終了のあと、ゴール裏のサポーターにあいさつへ向かうと、溢れる涙をユニフォームで拭った。
プロキャリア21年、たくさんの悔しい想いをしてきた。しかしクラブW杯の舞台、インテル相手に様々な望みを打ち砕かれた一敗は、39歳になった守護神に「これまで経験したことのない感情」をもたらした。
「僕たちが持っていた(グループステージ突破の)希望を失い、なんと言えばいいのか……これまで経験したことのない感情がこみ上げてきました。やはり(クラブW杯に)出場できたから、この感情も生じたと思います。もちろん、悔しい想いはこれまでもたくさんしてきましたが、今日は、より重くのしかかってきました」
西川自身も簡単には整理できない悔しさ。ただ、その想いを残すCFモンテレイ戦で何とかして晴らす。最後、絶対に勝って日本へ帰る。むしろ、できることは唯一それだけだと必勝を誓う。
「この感情をしっかり次にぶつけなければいけないですし、このままでは日本に帰れません。やはりいい結果を求めて皆さんここまで来てくれているので、しっかりモンテレイに勝って日本へ帰ることだけを、今考えています」
浦和の舞台はシアトルからロスアンゼルスに移す。浦和が挑むのはセルヒオ・ラモスがこの大会のために加入したメキシコのモンテレイだ。
最後は勝って、全員で笑って締めくくる。