【鹿島】川崎に苦杯、鬼木達監督の記者会見「相手の土俵で戦ってしまった」
鹿島の鬼木監督。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
「自分たちらしく、もっともっとアグレッシブな戦いをして勝ちたかった」
[J1 23節] 川崎 2–1 鹿島/2025年7月5日19:00/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
J1リーグ23節、鹿島アントラーズは川崎フロンターレとのアウェーゲーム、レオ・セアラのゴールで先制したものの、そこから劣勢を強いられて1-2の逆転負けを喫した。前節まで首位に立っていた鹿島だが、一気に4位まで順位を落とした。
鹿島の鬼木達監督は、アントラーズの指揮官として初めて等々力のピッチサイドに立ったが、勝点3を掴むことはできなかった。
指揮官は試合後の記者会見で、「これだけで多くのサポーターが来て良い雰囲気のなか、自分たちらしく、もっともっとアグレッシブな戦いをして勝ちたかったです。2点目を取り切れなかったところは、自分を含め、もっともっと強気に行かないといけなかった。失点のところを含め、勝ちにこだわるところを見直さなければいけない一戦になったと思います」と、悔しそうに語った。
鬼木監督は「まだ完璧なチームではない」「もっともっと力を付けなければいけない」という点を強調した。
前半アディショナルタイム45+4分、オフサイドではないかという微妙な判定だったが……失点を喫した。そこから一気に形勢が川崎に傾いた。
「かなり押し込まれた状態で、その時間を凌がなければいけませんでした。セットプレーからでしたが、そういうものです。ただし、失点しても後半の入りで、リセットしていきたかったので、そこをやり切れず、相手の土俵で戦ってしまったと思います。そこは自分自身の反省かなと思います」
また、ポゼッションとカウンターの使い分けにも課題を挙げた。
「織り交ぜないと。使い分けがまだまだ浸透し切れていません。相手が何を嫌がっているのかを、もっと感じて、ボールを持ちたいチームなので、持たせるとしてもどこの位置なのか。ボールを持つと相手は嫌がるので、そこは徹底させたかったです」
目指すのは“圧倒”して勝ち続けるチーム。そこは変わらない。
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鬼木監督は「完璧なチームではありません。もちろん勝ちながら成長していきたい。やるべきことは多いと思います」と、この中断期間、改めて一つひとつ徹底していくということだ。