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伊東市長の学歴詐称疑惑、ホリエモン「Fラン大学の意義」を斬る。「本当クソ。国の税金が使われている」

ホリエモンこと堀江貴文氏。(C)SAKANOWA

私大を運営する学校法人には、文科省から私学助成金の補助金が支払われる。

 実業家のホリエモンこと堀江貴文氏が7月11日、自身のユーチューブチャンネル『ホリエモンチャンネル』で動画「伊東市長の学歴詐称疑惑とFラン大学の意義について解説します」と題した動画を公開。さっそく公開から2時間で2万人以上が視聴し、話題を集めている。

 伊東市の田久保眞紀市長が東洋大学を卒業したと公表されていたものの、どうやら除籍されていたことが明らかに。しかも田久保氏は卒業証書らしいものを過去に関係者へ示していたこともあり、これまで虚偽の申告をしていたのかどうか。すると弁護士を介して“調査”をするという、よく分からない状況になっている。

 堀江氏は東洋大を「Fラン大学」と呼び炎上に。今回、レベルうんぬんではなく、本来は「高等教育機関」として、より専門的な学問のスペシャリストを輩出することが目的である「大学」だが、“名前を書けば入学できる”という学校もあるという。しかも文部科学省との癒着もあり、日本の大学教育が終わっていると、堀江氏は首を捻る。

 ホリエモンは「目くそが鼻くそを笑う、みたいな話がずっと続いている。なんか地獄みたいな感じになっている」と言う。そして東洋大が「Fランだろうが、Eランだろうが、Dランだろうが、どうでもいい」と斬り、そんななかで、神戸学院大学の准教授が「その境界」などを分析した記事をWebメディアに掲載したことに「Fラン大学の教授が、そんな記事を書いて小銭を稼いでいる。本当クソだよね」とバッサリ批判した。

 そうした大学を運営する学校法人には、私学助成金として文科省から「国の税金として」補助金が支払われているのだ。

 堀江氏は「そんなくだらないコラムを書いている准教授も、半分は国の金で食っている。こんなコラムを書くために、国の税金が使われている。本当、Fラン大学は意味がない。意味ないヤツらからも、国からも金を巻き上げて、意味のない人材を輩出させている。地獄のようなシステム」と指摘している。

 私学助成金を巡っては、財務省と文化省がぶつかり合っているという。堀江氏も「それは『大学』と名乗るようなものではない。それは間違いない」と、財務省の意見が正しいと支持している。

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 バブル崩壊で就職口が一気に減った氷河期世代が溢れ、大学の受け皿ができていったという背景があった。しかし現代、今度は急激な少子化時代に突入している。今回のような大学批判以上に、確かに若い頃から働くメリット(体力もあるからこそ高い給与を得られるなど)が明示される、そんな時代の流れも期待されるところだ。