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【浦和】スコルジャ監督がFC東京戦へ抱負「ショルツ、室屋が加わり、いい影響を与えている」。長倉幹樹にも言及

クラブW杯での浦和のスコルジャ監督。 (Photo by Steph Chambers - FIFA/FIFA via Getty Images)

キム・スンギュも加わり、5月の対戦時から「違うチームになっている」。

[J1 24節] FC東京 – 浦和/2025年7月19日19:00/味の素スタジアム

 J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が7月17日、オンラインによる取材に応じて、2日後のアウェーでのFC東京戦に向けて抱負を語った。

 アメリカ・クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)を終えて、日本に戻って最初の取材対応に。大会総括を問われた指揮官は、「いろいろな印象が残り、クラブW杯の対戦相手と比べ、どのような改善をしなければいけないかは毎日話し合っています」として、次のように具体的なポイントを挙げた。

「たくさんの要素があり、まずボールロストしたあとのディフェンスラインの再構築のスピード。ローディフェンスでのペナルティエリア内でのクロス対応時のセットアップ、また、ファイナルサードで押し込んでいる時にいかに(守備など全体の)マネジメントをするか。クラブ・ワールドカップでの経験が、チームをより向上させ強くしてくれると思っています」

 一方、指揮官は「いかにゲーム勘を取り戻すか」を課題に挙げる。

「Jリーグで最後にプレーしたのは7週間前で、少し難しい状況です。今一度、Jリーグに順応し直して、その中で、いかに効果的なプレーを攻守両面でできるか。首位との勝点はそこまで差がありません。できる限りのことをして、そこへ近づきたいと思います」

 5月のホームゲームでは、浦和が石原広教の同点弾、さらに試合終盤の松本泰志の2ゴールにより、3-2で逆転勝利を収めている。

「FC東京とは常に厳しいタフな試合をしています。しかし前回対戦からシステムも選手も変わり、5月とはまた違うチームになっています。キーパーが代わり(キム・スンギュ)、アレクサンダー・ショルツ、室屋が加わり、彼らがいい影響を与えていると思います」

 また、より“松橋カラー”が浸透してきたとも語る。

「システムを4バックに変え、松橋力蔵監督が新潟で行っていた時と近い形になっていると思います。攻守のバランスを取りながらも、より攻撃的なチームになっています。ディフェンスラインも、より強固になっていると思います」

 また、この試合では契約により出場できないが、浦和からFC東京へ期限付き移籍している長倉幹樹にも言及した。

「モトキが加わったことも大きいと思います。モトキがたくさんプレーをして点を取っていることは、私にとっても嬉しいです。浦和へ戻ってきた時には、さらにいい選手になっていると思います」

 消化試合が2試合多い首位柏レイソル(勝点44)とは勝点10差。来週にはホームでの湘南ベルマーレ、アビスパ福岡との連戦も控えている。

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 まずこのFC東京戦、3ポイントを奪って真夏の攻勢へつなげたい。

Posted by 塚越始