【移籍】アヤックス初の日本人選手に! 板倉滉を獲得へ「本人も希望」。日本ですでに一度交渉
板倉滉。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
あとはマンチェスター・シティ次第か。
オランダ1部の名門アヤックス・アムステルダムが、ドイツ・ブンデスリーガ1部ボルシア・メンヒェングラートバッハのサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)DF板倉滉(Ko ITAKURA)の獲得を検討し、一気にオファーに至る可能性が高まっている。しかも、すでに日本で一度交渉を行っていたというのだ。
板倉はボルシアMGとあと1年契約を残し、新たな契約更新をしない意向と見られる。そのためクラブは移籍金を獲得できる今夏の移籍について「適正な条件提示があれば」認められるという状況にあった。
これまで昨季オランダ王者PSVアイントフォーヘンが獲得を検討していると噂されてきた。最近では『スカイ』が7月22日、PSVが板倉獲得へ二度目の獲得オファーをボルシアMGに提示したと報じていた。
しかしドイツ専門誌『キッカー』は同日、ボルシアMGのローランド・ヴィルクス・スポーツダイレクター(SD)に直接取材。ヴィルクスSDは「コウに対して、オファーは来ていません。4週間前に軽い問い合わせがありましたが、それ以降、進展はありません」と否定していた。
一方、同時期にアヤックスが板倉を調査しているという情報も出てきた。そうしたなかオランダメディア『テレグラーフ』は7月31日、19歳のオランダ代表CBヨレル・ハトのチェルシーFCへの移籍が決定的になったとレポート。移籍金は4300万ユーロ(約73億円)だという。
そしてアヤックスはすでに板倉の獲得に動いているとも伝えた。しかも6月の日本代表-インドネシア代表が行われた際、マライン・ボイカー・フットボールダイレクターが来日し日本で一度交渉を行っていたと報じている(板倉は日本代表には招集されなかったが、吹田スタジアムには訪れていた)。
移籍金は800万ユーロ(約13億6000万円)から900万ユーロ(約15億5000万円)と見られる。
同メディアは「個人合意は問題ないようだ」「本人は移籍を熱望している」と伝えている。アヤックス初の日本人選手誕生へ――板倉の移籍決定が近づいている。
板倉には他に、バイエルン・ミュンヘン、バイエル・レバークーゼン、ボルシア・ドルトムント、アイントラハト・フランクフルト、オフランス、スペインのクラブから「興味を持たれている」とも報じられていた。
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万が一、ネックになるとすれば、マンチェスター・シティが保有する「マッチングライト」を発動する可能性が浮上した場合か。