【日本代表】ロシアの雪辱へ原口元気「ポジションを奪うためギラギラしていく」
原口元気。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「W杯まで約半年、悔いが残らないように。ポジション争いに勝ちたいです」
[W杯最終予選 第10戦] 日本 – ベトナム/2022年3月29日19:35/埼玉スタジアム
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)の原口元気が3月27日、オンラインによる取材に応じて、7大会連続でのW杯出場を決めた心境とともに今後の自身の目標などを語った。
前回ロシアW杯に出場し、決勝トーナメント1回戦ベルギー代表戦(●2-3)ではゴールを決めた。とはいえ、あの大逆転負けを経験している身だからこそ、ベスト16の壁を越えることを目標としてきた一人でもある。
今季加入したウニオン・ベルリンでは、原口はハードワーカーとしてインサイドハーフを担ってきた。そして直近のオーストラリア戦(〇2-0)では三笘薫とセットで途中出場し、その位置からボールを出し入れしながらリズムを作り、三笘の2ゴールも生まれた。
とはいえ原口は現状に満足はしていない。
「まずはワールドカップに行くために。それは間違いありませんでした。そして自分がワールドカップの舞台に立つために。チームが出なければ、そのチャンスが消えてしまいます。現実的にこの予選、僕は多くの出場機会は得られなかったですが、どうすればチームがワールドカップに行けるかを考えて行動してきました。今ワールドカップが決まったので、ここからはチームのためにはもちろん、自分がポジションを奪うため、ギラギラしてやっていきたいと思います」
そのように30歳になった男は語る。
「エゴを消していたわけではなく、使うタイミング。自分のやりたいこととチームがやりたいこと。30歳になって多くの経験を積み、それを出すところのタイミングは上手くなってきたと思います。次の試合でチャンスがあれば、自分のプレーを表現する場だと思っています。ここからが勝負だと思っているので、W杯まで約半年、悔いが残らないように。ポジション争いに勝ちたいです」
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[文:サカノワ編集グループ]