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【日本代表】三笘薫、中山雄太ら躍進。長友佑都が唸った若手の吸収力「一つのいいプレー、一つのいい試合で一気に化ける」。自身4度目のW杯出場&ベスト8入りを誓う

カタールW杯出場を決めて喜ぶ長友佑都(手前中央)をはじめ日本代表の選手たち。 (Photo by Mark Metcalfe/Getty Images)

「このチームメイトのクオリティであれば、(ベスト8の目標は)夢物語ではなく、必ず成し遂げられると思っています」

[W杯アジア最終予選 第9戦] オーストラリア 0-2 日本代表/2022年3月24日20:10(日本時間18:10)/スタジアム・オーストラリア

 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第9戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が途中出場の三笘薫の2得点で、オーストラリア代表に2-0の勝利を収め、7大会連続のW杯出場を決めた。左サイドバックで先発出場した35歳の長友佑都(FC東京)が試合後の取材に応じて、若手の突き上げについて、“危機感”と“楽しみ”を語った。

 最終予選は全9試合に先発出場。7試合で「長友→中山雄太」というリレーが行われ、オーストラリア戦まで6連勝を果たしてみせた。

「若手はすごいですね。吸収力が35歳のオッサンとは違います。一つのいいプレー、一つのいい試合で一気に化ける。(三笘)薫のように出てきてヒーローになれる。今日は全てを彼が持って行かれました。最終予選では(中山)雄太も素晴らしいパフォーマンスを見せていました。若手は素晴らしいですね。

 ただそれを年齢で、ベテランは吸収力がなくなって化けないというのは悔しいので、僕も足元を見つめていきたい。より一層努力しないと、ワールドカップには辿り着けないという危機感も抱いています」

 そのように3大会連続でW杯に出場している左サイドバックは語る。

「ワールドカップに3回、ヨーロッパでもいろんな経験をさせてもらい、世界のレベルを肌で知っているからこそ、今の自分では物足りない。W杯で結果を残すためには、現在の自分では厳しいと感じているのは正直なところです。他人や若手と比べるというよりも、肌で感じてきたからこそ、自分を見つめ直したいと思っています」

 日本はW杯でのベスト8入りを目標に掲げる。そのための課題を問われ、長友は次のように語った。

「自分自身は全ての部分でレベルアップしないと、ベスト8を目指すチームの一員にはなれないと思っています。チームとしては、アジア予選とW杯では戦い方が変わってきます。ただ、このチームメイトと戦ってきた感覚では、W杯で戦える戦力やメンバーは揃っていると感じます。もちろんW杯は甘くないですが、この選手のクオリティであれば、(ベスト8の目標は)夢物語ではなく、必ず成し遂げられると思っています」

 4度目のW杯、そして8強へ――。そのためにも長友はさらなる進化を誓っていた。

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[文:塚越始]

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