【FC東京-浦和】長友佑都と興梠慎三「よく喧嘩していた」高校時代からの“熱い関係”
キックオフカンファレンスでのFC東京DF長友佑都(左)、浦和のFW興梠慎三(右)。写真提供:Jリーグ
長友は東福岡のアンカー、興梠は鵬翔のエースストライカーとして――。
[J1 1節] FC東京 – 浦和/2023年2月18日14:00/味の素スタジアム
「2023J1リーグ キックオフカンファレンス」が2月14日に都内で行われ、FC東京の長友佑都とアルベル監督、浦和レッズの興梠慎三とマチェイ・スコルジャ監督が18日の開幕戦に向けて決意を示した。
そのなかで高校時代を同じ九州の強豪校で過ごした1986年生まれ同士である長友と興梠が、前哨戦の“バトル”を繰り広げた。
高校時代、長友は福岡県の東福岡、興梠は宮崎県の鵬翔でプレー。対戦をした経験もあるという。
長友はまずこの一戦に向けて、「昨年アルベル監督のもと素晴らしいベースを作り上げられました。このプレシーズンはさらに積み上げ、いい試合ができるという手応えを得ています。熱く面白い試合になると思います」と語り、次のように続けた。
「隣にいる興梠慎三選手とは同い年で、高校時代に対戦していました。今では想像できないかもしれませんが、僕は当時アンカーでプレーしていて、パスをさばきまくっていました。興梠選手を徹底的にマークする役目をして、言い合いになり、よく喧嘩もしていました。そういう関係性でした。だから、絶対に負けたくないです!」
カタール・ワールドカップ(W杯)に臨んだ日本代表サイドバックは、そのようにライバル心を燃やした。
すると興梠は「(ピッチの外へ)水を飲みに行ったところまで付いてきていましたからね。それぐらいマンマークがしつこく激しい選手でしたね」と、高校時代の長友マンマークを懐かしく振り返った。
そして北海道コンサドーレ札幌から復帰したストライカーは、「このFC東京戦に向けてすごく良い準備をしてきました。FC東京さんとは撃ち合いになる、すごく良い試合になります。スタジアムに来てくれるサポーター、ファンの方に面白い試合をお見せできると思います。試合後にFC東京から“ブラボー”という声が聞こえてこないように頑張りたいです」と、試合当日を楽しみにしていた。
また、アルベル監督はスコルジャ監督との対戦について、「偉大な経験の持ち主である名監督の日本でのデビュー戦を、ともに開幕戦で迎えられることを嬉しく思います」と敬意を表し、「私たちの選手が良いサッカーをしてくれることを楽しみにしています」と期待した。
一方、スコルジャ監督は次のように日本での初陣を楽しみにしていた。
「土曜日に新たな道のりが始まります。多くの成功を収められるように願っています。東京との興味深い試合。強い対戦相手であり、バルサにいたアルベル監督の哲学も今から想像することができます。浦和の選手たちも素晴らしい準備をしてきました。彼らがいいプレーをして、いい結果をもたらしてくれると信じています。アルベル監督がおしゃってくれましたが、この試合が私のJリーグでのデビューになります。早くどのようなリーグなのかを知りたくて、ワクワクしています。待ち遠しいです。土曜日の午後2時、両チームのいいパフォーマンスをお届けできるはずです」
両監督の駆け引き、両選手の対決(実現するか!?)――いずれも楽しみだ!