【移籍】トッテナムが久保建英の獲得を「真剣に検討」。総額は120億円超えか
久保建英 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
エゼ獲得が迫っているが…さらに!?
イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCがこの夏の移籍マーケットで、スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英(Takefusa KUBO)の獲得を「真剣に検討」しているという。
ラ・リーガの2025-26シーズン開幕のバレンシアCF戦、ペナルティエリア外からのミドル弾を久保が叩き込み、チームは1-1で引き分けた。そのインパクトのある一撃により、再び24歳のレフティが注目を集めている。
『ギブ・ミー・ア・スポーツ』は8月18日、トッテナムが久保の獲得を「真剣に検討」し、総額7000万ユーロ(約120億円)を準備していると報じた。
スパーズは今夏、すでにFWモハメド・クドゥスを獲得。さらにクリスタル・パレスFCのエベレチ・エゼ(Eberechi Eze)の補強に向けた交渉が進み、一気に契約成立する可能性が高まっている。さらに……ポジション的にも被る久保獲りにも動くというのだろうか!?
24歳のレフティはこの夏、新たなエージェントと契約。これまでプレミアリーグの複数クラブ、ドイツ・ブンデスリーガやイタリア・セリエAの強豪、そしてアトレティコ・マドリードなどから関心が示されていると報じられてきた。
ただし、ネックとなってきたのが権利の50パーセントを元所属のレアル・マドリードが保有し、6000万ユーロ(約103億円)に設定されていると言われる移籍金だ(移籍が成立した場合、レアル・マドリードがその約50パーセントを受け取る)。
すでに今夏、ラ・レアルはアーセナルFCにスペイン代表MFマルティン・スビメンディを約122億円で売却することに成功。クラブの“顔”である久保については、このタイミングで割安にしてまで手放す意向はないというスタンスを示していた。
一方、久保のこの移籍もあるのではないか……という動きも少なからずある。
開幕戦で、久保はクーリングタイム明けの80分に交代を告げられている。さらにレアル・ソシエダのヨキン・アペリバイ会長はこのほど記者会見で、「名前は明かしません」としたうえで「一部の選手の移籍(退団)は間近に迫っています」とも語っていた。何かが示唆されているのでは……とも憶測が立っていた。
とはいえもちろん、上位進出を目指すレアル・ソシエダにとって、ゴールを奪える、ゴールに絡める、久保が重要なタレントであることを改めて示してみせた。
どうやら、あくまでもエゼの交渉が進まなかった場合、方針転換もあり得る“候補の一人”であったようだが……。あるいはダブル獲りもあり得るのだろうか。
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