日本代表DF菅原由勢が直近の試合でメンバー外、移籍!? セインツ監督が意味深発言「要因は…」
菅原由勢 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「代表監督から5大リーグでプレーすべきだと言われた(!?)」と現地で報じられる。
イングランド・チャンピオンシップ(2部)のサウサンプトンFCに所属するサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のDF菅原由勢(Yukinari SUGAWARA)だが、リーグ開幕戦で先発出場したものの、2戦目で途中出場、そして直近8月23日の3節ストーク・シティFC戦(●1-2)ではメンバー外となった。
菅原には以前、イタリア・セリエAのSSCナポリが獲得に動いていると噂され、エックス(旧ツイッター)のフォロワー数2600万人を超えた移籍情報を専門とするジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏(@FabrizioRomano)も言及。さらに一部では、オランダ、ドイツのクラブも興味を持っていると言われてきた。
菅原由勢はプレミアリーグ初挑戦だった昨季、セインツの一員として、リーグ30試合・1得点・1アシストを記録した。ただしシーズン終盤はメンバー外や控えも続いた(リーグ最終のアーセナルFC戦はフル出場した)。
そうしたなか、セインツには前スタッド・ランスのウィル・スティル監督が就任。伊東純也、中村敬斗とも戦っているベルギー出身の32歳の若き指揮官である。
現地メディア『デイリー・エコー』によると、指揮官に対し菅原の去就について、「日本代表の監督から5大リーグでプレーすべきだと言われている」として、移籍の可能性があるのか記者会見で質問があったそうだ。
するとスティル監督は「彼は代表チームで成果を上げるためにも5大リーグに所属する必要があると伝えられていたようだ。ただ、それとは別に、他にもいくつかの要因がある」と、選手の起用・登録について説明している。
森保一監督は以前、「リーグのレベルや置かれている状況もそれぞれ異なる」と記者会見で語った。選手個々それぞれ状況が異なるなかで戦っていると語ったことが、そのように少し違った形に受け止められているようだ。
ナポリ移籍の可能性はどうやら低く、さらにサウサンプトンは新たな右サイドバックを獲得している。
北中米ワールドカップ(W杯)まで1年を切り、日本代表では、4バックを採用する場合の右SBの主力候補として期待されてきた。
一方、アビスパ福岡の安藤智哉、FC町田ゼルビアの望月ヘンリー海輝らが台頭。また、攻撃参加ができる守備力のあるタレントも欲されている。復帰できれば冨安健洋も候補に加わる。
そういった状況を考えると、何より試合に出場して結果を残すことが求められる。もちろん、サウサンプトンをプレミアリーグへ再び引き上げてくれることを、ファンは求めているはずだが……。
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