【2010-17内田篤人ドイツPHOTO集】反撃のアシスト。再びこの笑顔を――
2013年3月12日、ヨーロッパチャンピオンズリーグ 対ガラタサライ 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
チャンピオンズリーグで同点ゴールをもたらす。
2013年3月12日のUEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦のセカンドレグ。シャルケ04はホームでガラタサライSKと対戦し、点の奪い合いになった。
第1戦は1-1のドローとなり、アウェーゴールを奪ったシャルケがベスト8進出へ一歩リードしていた。しかも幸先よく先制点を奪ったが……そこから前半のうちに2-1と逆転を許してしまう。
右サイドバックで先発した内田は、後半に入ると積極的にオーバーラップを仕掛ける。そして63分、前線まで上がってマルコ・ヘーガーのシュートのこぼれ球をブラジル人アタッカーのミシェル・バストスにつないで、2-2とする同点弾をアシストした。
その試合で笑顔を浮かべた内田の1枚だ。
アウェーゴールが必要なシャルケはもう1点が必要になり、さらに猛攻を仕掛ける。しかし逆に終盤に1点を失い、3-4で敗れた。内田にとっても特別な舞台だったUEFAチャンピオンズリーグでの、歓喜と絶望の連続――。サッカーの醍醐味の凝縮された時間でもあった。そして心機一転迎える2018シーズン、こんな笑顔を鹿島アントラーズで何度も見せてもらいたい。
文:サカノワ編集グループ