【記者会見全文】横浜FC加入、松井大輔の決断。「本当は欧州で引退したかった」「プロとしての全てを教わったカズさんともう一度」
横浜FCはとても将来性があると感じた。今はJ1昇格しか考えていない。
ポーランドのオドラ・オポーレから横浜FCへの加入が決まったMF松井大輔が1月23日、横浜FC東戸塚フットボールパークで記者会見を開いた。移籍までのの経緯、横浜FCの印象、そしてFIFAワールドカップ・ロシア代表でポーランドと対戦する日本代表へのアドバイスなど、様々な話題について語ってくれた。一問一答は次のとおり。
――ポーランドから帰国し、横浜FCへの移籍を決めた理由は?
カズさん(三浦知良)と一緒にサッカーをしたいと思い決めました。
――カズさんの存在が大きかったと?
僕自身、プロ生活がそんなに長くないなか、カズさんと一緒にできるなんてもう何年もないと思っているので、本当に良かったです。
――横浜FCの印象は?
昨年の何試合かを拝見しましたが、とても将来性のあるチームだと思います。何人かの(中心)選手が残留し、今年、来年と楽しみなチームになっていくとのではと思います。
――現段階のコンディションは?
オフでも走ったりしてきたが、まだまだチームに入っていないので、なんとも言えないです。これから上げていきます。
――京都サンガ時代以来18年ぶりにカズ選手と同じユニフォームを着ることになりましたが、改めてカズさんは松井選手にとってどのような存在ですか?
ずっと背中を見て育ってきたので、また一緒にサッカーができることは光栄です。
――連絡は取り合ってきたのでしょうか。
昨年のグアムキャンプやポーランドへ行くときなど、何度か連絡を取ってきました。
――グアムの自主トレキャンプなどで接してきたカズさんの印象は?
プロとは何かの全てをカズさんから教えてもらいました。オンとオフの切り替えの部分も。これからまたご一緒させていただくことで、そういう気持ちを見習っていけたらと思います。
―――京都、磐田時代にJ1昇格を経験しています。昇格レースの厳しさはどのように感じていますか?
J2に加え、海外でも1部に上げる経験をしているので、そういったことでも力になれるのではないかと思っています。奥寺(康彦)会長のおっしゃるように、いろんなサポート、自分としての役割もいろいろあると思うので、うまく若手へ伝えていければと思います。やはりJ1でもう一回戦いたい。
――昇格するために必要なものは?
ゲームをコントロールできたり、調子が悪くても勝つチームが昇格してきました。そういった流れ、勢いに乗れるかは大事なので、そういった雰囲気作りは大切にしたいです。
――ポーランドでは出場機会を得られず苦労したようだが?
年齢的にも難しい挑戦になりましたけど、一度海外から日本に帰ってきて3年やって、再び渡って向こうになれるのに時間がかかりました。その間、チームが勝ち続けてメンバーも変わらず、現在も2位につけていて、出場機会がなかなか得られず難しい状況が続きました。もう一回、挑戦しようかと思ったんですけど、日本でもまた違う目標があるのではないかと思いまして。カズさんとできることもなかなかないことですし、そのように考えが変わりました。
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