Jリーグ開幕戦で激突、「90分以外は仲間」城福浩監督とペトロヴィッチ監督が健闘をたたえ合う
キックオフカンファレンスで握手を交わす城福監督とペトロヴィッチ監督。(C)SAKANOWA
今季就任した両指揮官ともに手応え。「いい時間を過ごせている」。
Jリーグの38都道府県54クラブの監督と代表の選手が一堂に会する2018Jリーグ・キックオフカンファレンスが2月15日に都内で開催された。そのときの一コマ。2月24日のリーグ開幕戦で対戦するサンフレッチェ広島の城福浩監督と北海道コンサドーレ札幌のペトロヴィッチ監督が握手を交わして、ともに健闘をたたえ合った。
いずれも今季就任したとはいえ、Jリーグの酸いも甘いも知り尽くしている名指揮官同士。広島、浦和と指揮を執りJリーグ13年目を迎えるペトロヴィッチ監督は「試合をするのは90分間。その戦っている以外の前もあとの時間も、私たちは仲間ですから」と笑顔。2016年にFC東京を率いて以来の現場復帰となる城福監督は「そのような心意気、本当に尊敬しています」と微笑み返し、熱く手を握った。
両チームともに、開幕に向けて、チーム作りは順調に来ていると手応えを得ている。「限られた時間のなか、選手の探求心の強さを感じ取っている。1日1日濃密な時間を過ごせている」と城福監督、「ふたを開けてみなければ分からず、いいシーズンになるのか、悪いシーズンになるのか、現時点ではなかなか言えない。ただ、この1か月、とても満足のいく時間を過ごせている」とペトロヴィッチ監督。両チームともに、人とボールが動きながらゴールを狙う、走力を前面に押し出すスタイルを掲げ、エネルギッシュな好ゲームが期待される。2月24日午後2時、エディオンスタジアム広島で開幕を告げる。
取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI