【天皇杯】川崎が2冠達成。主将の谷口彰悟「憲剛さんから卒業して、さらに進化する」
川崎の谷口彰悟。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
G大阪に無失点勝利。強さの秘訣は――。
[天皇杯 決勝] 川崎 1-0 G大阪/2020年1月1日14:40/国立競技場
天皇杯決勝、川崎フロンターレ対ガンバ大阪戦、川崎が大卒ルーキー三笘薫のゴールを守り切り、1-0でガンバ大阪に勝利を収めて初優勝を果たした。この試合が現役最後の試合となった川崎のバンディエラ中村憲剛に出場機会は訪れなかった。
川崎はJリーグとの2冠を達成。キャプテンを務める谷口彰悟は、試合後のフラッシュインタビューで、その強さの秘訣として、次のように語った。
「一人ひとりの貪欲さ、満足しない姿勢がチームの競争をより高くして、そのメンバー争いが激しくなるなかで互いを高めてきました。その積み重ねが全てだと思っています」
そして、この試合で川崎を18年間けん引してきた中村が引退する。このファイナル、40歳のレジェンドに出場機会は訪れなかった。その“ラストマッチ”について、谷口は「憲剛さんから卒業する」と語った。
「僕らも憲剛さんから卒業して、さらに進化して、また見せていけるように、しっかりと頑張っていきたいと思います」
G大阪の強烈なパワープレーを完璧にしのいでの勝利――。声を枯らせていた谷口はぐっと表情を引き締めて、2021年最高のスタートを切った。
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[文:サカノワ編集グループ]