柴崎岳が明かす「日本に帰る選択肢はなかった」。日本代表で「フレキシブル」な姿を見せる
日本代表での柴崎岳。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「2部とはいえ非常に競争力があるリーグ。ここで結果を残して活躍し存在感を発揮できる選手は1部でも確実に通用しています」
日本代表のMF柴崎岳が10月6日、オランダでのキャンプ中に取材に応じ、自身の環境の変化に対する考えを語るとともに、「よりフレキシブルなプレーを見せたい」と意欲を示した。
今季加入したCDレガネスでは、トップ下、ボランチで起用されている。柴崎自身もチームを勝利に導くため、様々なプレーができる選手になりたいと意欲を示す。
「スペインでの最初の2年間はサイドハーフを主戦場にし、昨年1年間はボランチの役割が多く、個人的には幅広くカバーできるスタイルに徐々になってきていると感じています。僕自身も元々そういったいろんな場面に対応できる選手になりたいと思ってきました。昨シーズン、ボランチをすることが多かったでの、こだわりがありそうに映るかもしれませんが、そんなことはなくて、チームの状況に応じポジションを移し替えて、僕のプレースタイルでできることを、代表チームでも反映させられるようにしたいと感じています」
また、今回2部に降格したレガネスへの移籍を決断した。日本への復帰の選択肢はなかったのか? その質問に柴崎は次のように語った。
「日本に帰る選択肢はまったくなかったです。それは代表に入る入らないというところとは関係なく、こちらの選手や環境、プレーに触れておく部分では、こちらに身を置くことが大事だと常々考えています。ただ、そんなに多くのオファーが来ていたわけではないです(笑)。レガネスは監督のことが僕のことをよく知ってくれていて(CDテネリフェで同僚だったホセ・ルイス・マルティ氏が指揮を執る)、2部とはいえ非常に競争力があるリーグ。ここで結果を残して活躍し存在感を発揮できる選手は1部でも確実に通用しています。2部に所属することは、いろんな見方ができると思いますが、個人的にはしっかりプラスに捉え、日々研鑽を積みたいと思います」
日本代表ではボランチでの起用が想定される。チームの心臓として、柴崎自身は「重視したいのは、リンクマンとして前と後ろがしっかりつながる状態。間延びしないように考えたプレーをしていきたいです」と意欲を示した。
日本代表はこのあともトレーニングを続け、9日のカメルーン戦(日本時間21時/現地14時/日本テレビ系列)、13日のコートジボワール戦(同23時45分/現地16時45分/TBS系列)に臨む。
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[文:サカノワ編集グループ]