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【日本代表】カメルーン戦勝利へ!森保一監督が選手に要求「仲間のために走って闘うメンタルの部分も、個の能力として備えてほしい」

日本代表

日本代表森保一カメルーン代表

サカノワスタッフ

オンラインでの取材に応じた日本代表の森保一監督。協力:日本サッカー協会

約1年ぶりの活動再開、「笑顔で喜んでもらえるため、ベストを尽くす」。

[国際親善試合] 日本 – カメルーン/2020年10月9日14:00(日本21:00)/オランダ・ユトレヒト

 日本代表の森保一監督が10月8日、オランダ・ユトレヒトで行われるカメルーン代表戦に向けた試合前日のオンラインによる記者会見に臨み、「笑顔で喜んでもらえる結果を届けるため、ベストを尽くす」と意欲を示した。

 新型コロナウイルス、さらには自然災害に苦しむ人たちに元気と希望を与えるようなパフォーマンスを届ける――。それが今回の2試合のテーマになると指揮官は強調した。森保監督は選手たちの意欲も感じ取っていると言う。

「選手たちはひたむきに練習に取り組んでいます。ベストを尽くす姿を届け勝利を喜んでもらいたい。それが励ましのエールになる。そのように激しく、厳しく臨んでくれています。日本代表の活動と試合再開を待ってくださっている方々に、勝利とチーム一丸となって戦う部分を届けたい。その気持ちは十分伝わってきています」

 また、今回の史上初となる“オールヨーロッパ組”の選手たちからは「強さや逞しさ」を感じるとも語る。

「長くヨーロッパや日本代表でキャリアを積み重ねている選手の自信や落ち着きは感じています。それにヨーロッパに渡りまだそこまで経験を積んでいない選手たちも、自信がすごく伝わってきます。強さや逞しさが増したと各選手から感じています」

 そのうえで今回の試合では、「個を磨くなか、日本人の武器としなければいけない、連係、連動、団結した組織力を生かしていければと思います。技術や戦術の部分で個を大きくするところはありますが、同時にチームのため、仲間のために走って闘うメンタルの部分も、個の能力として備えてほしいと伝えていきたいと思います」と、指揮官は選手たちに要求している。

 今回は長友佑都と岡崎慎司が代表不参加となった。その中で、23人の選手起用について、「少しでも多くの選手にピッチに立ってもらいたい気持ちはあります。ただ23人全員がピッチに立てる保証はありません。戦術の共有を図り底上げをしていければと思います」と、できるだけ多くの選手にチャンスを与えたい考えを示した。

 そして当初予定していたメンバーのうち5、6人が不参加になったカメルーン代表だが、森保監督はだからこそ警戒もしていると強調していた。

「監督交代後の3試合をスカウティングしてきました。身体能力が高く、技術も備えた選手が揃い、チームとして推進力のある戦い方をしてきます。アクシデントにより離脱者が出ていますが、チームとして能力の高い選手が揃い、その欠けたなかから次の選手が出てくることは十分考えられます。手強い相手とできる、我々が成長できる戦いができます。ほぼ1年間活動できていないなか、これまでやってきた基本的なことを見つめ戦術共有しながら、個でどのようなことができるのか。笑顔で喜んでいただける結果を届けるため、ベストを尽くしたいです」

 日本代表対カメルーン代表戦は10月9日、日本時間21時(現地14時)から行われ、日本テレビ系列で生中継される。13日のコートジボワール戦は13日、日本時間23時45分(現地16:45)から予定されている(TBS系列で中継)。

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[文:サカノワ編集グループ]

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