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サッカー選手の夢、日本代表DF酒井宏樹が語った欧州最高峰CLの舞台を踏んで実感したこと

日本代表

日本代表酒井宏樹

サカノワスタッフ

日本代表の練習に臨む酒井宏樹。(C)JFA/写真:日本サッカー協会

「一つレベルが違う大会だと思いました」

 日本代表のDF酒井宏樹が11月10日、オンラインによる取材に応じて、パナマ代表戦(13日)メキシコ代表戦(17日/日本時間18日5時)に向けた抱負を語った。また、そのなかで、不屈のサイドバックは、オリンピック・マルセイユの一員として、今シーズン初めてUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の舞台を踏んで感じたことについても語った。

「一つレベルが違う大会だと思いました。普段やっている選手たちのちょっとした精神的な不安や緊張を多く感じました。とはいえ現時点で活躍できていませんし(グループステージ3連敗)、見てくれている人たちが『すごいな』と思えるような結果は残せていません。ただ個人的には出たことによって初めて分かるレベルの高さ、雰囲気の大事さ、足りないものの課題や取り組み方への(そういったことを改めて考える)第一歩になりました。それは出なければ分からないことでした。そこに出られたことは、また大きなことだと思っています」

 酒井はグループステージ3試合にフル出場している。オリンピアコス、マンチェスター・シティ、ポルトという強豪と同組に入り、これまで3連敗を喫している。それだけに酒井は何も満足はしていない。ただ、より高いレベルに立ったことで、また道も開けたという。

 その「レベル」という意味では、個人はもちろん、チームや戦術としてもレベルが上がる大会だと感じたそうだ。

「戦術の部分では、どこと戦っても、チームとして成熟していると感じます。例えば初戦で戦ったオリンピアコスはそこまで名のある選手、勢いのある選手はいないかもしれませんが、(ギリシャ)リーグで優勝し、チームとして自信を持って臨んでくるので、簡単にはこじ開けられませんし、チームとして90分戦っていくなか、少しでも油断をすると、アディショナルタイムに失点が生まれて――ということになります(90+1分の失点により、0-1で敗れる)。個人としてもですが、チームとしても、一つレベルが高いと感じました」

 欧州最高峰の舞台での勝利につなげるためにも――。この11月シリーズ、酒井としても強豪メキシコ代表を下して、世界で戦っていくうえでの自信を掴みたい。

(C)JFA/写真:日本サッカー協会
(C)JFA/写真:日本サッカー協会
(C)JFA/写真:日本サッカー協会

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[文:サカノワ編集グループ]

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