【日本代表】冨安健洋がWB起用案に「言われればトライしたい」。18日早朝メキシコ戦!
冨安健洋。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
久々のベンチからの観戦、3-4-2-1の課題を見抜く。
[国際親善試合] 日本代表 – メキシコ代表/2020年11月17日21:00(日本時間18日5:00)/グラーツ・リーベナウ・シュターディオン(オーストリア)
日本代表のDF冨安健洋がこのほどオンラインの取材に応じ、日本時間11月18日早朝に行われるメキシコ代表との国際親善試合に向けた抱負やボローニャFCでの最近の戦いぶりについて語った。
パナマ代表戦(〇1-0)で、日本は3-4-2-1システムを採用した。ボローニャでは昨季サイドバック、今季センターバックでプレーする冨安だが、日本代表でも3バック時には主戦場のストッパーのみならずウイングバック(WB)でのプレーはどうか? と質問されると次のように語った。
「ボローニャでは昨季一時期左SBがケガで不在だった時、ボールを持った時、右ウイングバックのような形でやっていた時期もありました。もしも『やれ!』と言われれば、トライはしてみたいです」
昨季は豪快なオーバーラップを繰り広げて攻撃の起点にもなっていた。技術も備えているので適応できるはず――。そう話を振られた22歳のDFは、恥ずかしそうに言った。
「ドリブルをしたくしていたというよりも、サポートが受けられないから、仕方なくやっていた感覚でもありましたから(苦笑)」
ただ、冨安はどのポジションであっても、挑戦し甲斐を感じていた。
一方、遠藤航が投入されたあと、パナマ戦は前半と後半で日本の戦いぶりが変わった。そこで久々にベンチから試合を見守った冨安は課題を的確に見抜いていた。
「前半は難しそうに感じました。実際にプレーせず、見ていただけなので簡単には言えませんが、攻守ともに後ろが重たくなってしまっていたとは感じました。3バックをやるうえで、一番よくない状況は、後ろに余りすぎることだと思うので、攻撃では3枚のうちの誰かがもう少し(ボールを)運んだり、ボランチと並ぶぐらい高い位置までポジションを取ってボールを動かせれば、また違った展開になっていたのかなと思います」
植田直通、板倉滉、中山雄太とDF陣はそれぞれの所属クラブでレギュラーポジションを掴んでいる。冨安も決して日本代表でのポジションが安泰だとは思っていない。
FIFAランキング11位のメキシコ代表戦、先発が予想される冨安がどのようなプレーを見せてくれるのか。90分間のなかで、どのように進化を遂げるのか。とても楽しみだ!
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[文:サカノワ編集グループ]