【日本代表】中国戦 採点&寸評│気になる長友佑都と田中碧の“意思疎通”。MOMは伊東純也、唯一の最低点「1」は…
[MAN OF THE MATCH マン・オブ・ザ・マッチ]伊東純也(日本代表)
谷口彰悟と板倉滉はサウジアラビア戦へつなげる好パフォーマンス。
[カタールW杯アジア最終予選 第7戦] 日本代表 2–0 中国代表/2022年1月27日19:00/埼玉スタジアム
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループBの第7戦、日本代表が中国代表に2-0の勝利を収め、通算5勝2敗の勝点15で同組2位をキープした。2月1日は4ポイント差を付けられている首位サウジアラビアと同じく埼スタで対戦する。
この試合に出場した日本代表選手の「採点&寸評」をまとめた。
▼採点の見方
ポジション 背番号 選手名 採点
寸評
※通信簿にちなみ5段階評価で採点。
「5」が最高、「1」が最低。
対象は原則プレー時間20分以上。
【日本代表:中国代表戦]
■先発■
GK 12 権田修一 3
相手の枠内シュートなし。ハイボールにも冷静に対応。
DF 19 酒井宏樹 4
ハイラインで臨んできた中国に対し、高く位置取り、最前線の数的優位を作り出して、先制点をもたらした。
DF 5 長友佑都 (▼58分)2
ウー・レイを常に視野に入れる守備の役割をまっとう。しかし攻撃面で連動性をもたらせず。左サイドに田中碧が流れてくると、南野拓実も長友も低い位置どりになり、全員が機能しなくなる現象を改善できずにいる。しかもそのあたりについて、意思疎通できず、消し合ったままの印象だ。
DF 3 谷口彰悟 5
高さ、強さ、そして組み立て。求められたタスクを完璧に遂行した。高いクラスの相手に同じように戦えるか。
DF 4 板倉 滉 4
谷口とともに無失点に貢献。試合終盤、やや落ちたプレー精度がテーマに。
MF 6 遠藤 航 (▼73分)5
ピンチになる前の前ぐらいの段階で、未然に防ぎ続けた。
MF 13 守田英正 4
ギャップを突いてボールを引き出す。今後、高いレベルの相手にその駆け引きで上回れるか。
MF 17 田中 碧 2
守田と比較的自由に位置を入れ替える。しかし左サイドに出ると、大外レーン、さらに低い位置でプレー。長友も南野もそこから生かせず。問題点(課題)をチームで共有したい。
FW 10 南野拓実(▼85分)1
常にハーフスペースにいて、逆に「肝」であるはずのスペースを潰してしまい、後方からの飛び出しも、大外のオーバーラップも引き出せず。この4-3-3で、なぜ南野なのか? が見えてこない。
FW 14 伊東純也(▼85分) 5 【MAN OF THE MATCH】
自身の3試合連続ゴールに、PK奪取。中国最終ラインをきりきり舞いさせた。
FW 15 大迫勇也(▼58分)2
PKによる1点を奪ったものの、ボールを収めたあとのプレー精度が全体的に低かった。決定機をモノにできず。
■交代出場■
FW 9 前田大然(△58分)3
チェイシングはとても効果的で、相手はとても嫌がっていた。大迫レベルとはいかなくても、ボールを収める力も備えたい。
DF 20 中山雄太(△ 58分) 4
まさに一発回答の左足クロスからのアシスト。守備面では、彼の投入後、相手がスクランブルで捨て身になってくるケースが多い。そういう時にどのように対応するのか、誰が統率し整理するのか。そのあたりクリアにしたい。
MF 11 久保建英(△73分) ―
トップ下に入り、彼にボールが入ると、全員が前を向けた。ただ、そのうえで自身がフィニッシュに行く選択を常に優先。周囲を生かすことで、久保自らも生かされそうだが。
MF 21 堂安律(△85分) ―
久保と役割が似て、加えて選択肢が常に自身のフィニッシュ。それぞれ攻め残り、日本ゴール前のバイタルエリアががら空きになる状態にもなった。この日の相手だったから、問題にはならなかったが……。
MF 8 原口元気(△85分) ―
所属先ではインサイドハーフに入るが、久々に左MFでプレー。
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[文:サカノワ編集グループ]