×

【WEリーグ】INACが初代女王の座へ大きく前進、2位日テレと9ポイント差に

INACがWEリーグ優勝へ大きく前進!写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

悔しさから植木理子は涙を浮かべる。

[WEリーグ 16節] 日テレ 1-3 INAC/2022年4月3日/味の素フィールド西が丘 

 WEリーグ初優勝を巡る大一番、首位に立つINAC神戸レオネッサが2位の日テレ・東京ヴェルディベレーザに勝利を収め、勝点9差に広げた。様々なスタジアムイベントに、サッカーチーム招待なども実施されて注目を集めたが、ホームの日テレとしては痛恨の敗戦を喫した。

 INACの流動的な動きを見せる中島依美、成宮唯、伊藤美紀の3枚の中盤に、日テレのアンカー三浦成美は翻弄された。「インサイドハーフを(プレスに)行かせたかったんですけど、上手くプレッシングが掛かりませんでした」と悔やんだ。

 21分、GKからのボールをカットした田中美南が決めて、INACに先制点をもたらす。そして37分には右CKからのこぼれ球をつないで阪口萌乃が左隅を突いて2点目を奪う。阪口は58分にもこの日2ゴール目を奪った。

 一方、日テレも後半に挽回したが、宮川麻都のヘディングによる1ゴールにとどまった。試合終了直後、悔しさに涙を浮かべピッチに頽れたのは植木理子だ。チーム最多6本のシュートを放ったもののノーゴールに終わり、エースはその責任を痛感していた。

 INACは日テレよりも1試合多く残しているため、早ければ4月最終週にも優勝が決まる。日テレとしては代表活動の中断期間を挟んで、ちふれASエルフェン狭山戦、そしてJリーグと共催されるジェフユナイテッド市原・千葉戦での勝利を掴んで、何とか追走したい。

【PHOTO】日テレ vs INAC

Posted by 早草紀子

Ads

Ads