【日本女子代表】『ライジングスター』藤野あおば、スペイン戦へ「もっとコンパクトさを出して」。なでしこジャパン16時からGS最終第3戦!
コスタリカ戦でゴールを決めた藤野あおば。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
そして『ライジングサン』の象徴のような存在になれるか!
[女子W杯 GS3節] 日本代表 – スペイン代表/2023年7月31日16:00(現地19:00)/ウエストパック・スタジアム(NZ)
オーストラリア・ニュージーランド共催のサッカー女子ワールドカップ(W杯)のグループC最終第3戦、すでに決勝トーナメント進出を決めた日本女子代表(なでしこジャパン)が、1位突破を懸けて同じく2連勝しているスペイン女子代表と対戦する。
前回対戦したのは昨年11月で、日本が海外組を含めたメンバーで3バックを取り入れ始めた時だった。しかし主力を含む10人以上が代表活動をボイコットしたスペインに、0-1で敗れている。
日本はこのW杯を見据え、FIFAランキング1位のアメリカに主導権を握った(●0-1)シービリーブスカップなどを経て3バックがフィット。そして今大会これまで連勝を収め、しかもスペインとともに無失点同士で、この対戦を迎えた。
カギを握る一人が藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)だ。コスタリカ戦(〇2-0)でのゴールにより『ライジングスター』として、ニュージーランドでも注目を集めている。
藤野はスペイン戦へ次のように意欲を示す。
「11月の対戦ではペナルティエリアへの進入回数が少なく、シュート数も1、2本。一枚剥がされると後手に回り崩されてしまいました。今回、守備をする上ではラインの高さを保ち、もっとコンパクトさを出すことをオプションとして考えています」
今後の強豪との対戦も見据え、できるだけ高い位置からプレスをかけて、思い切って前線から崩していく狙いだ。
「スプリントも守備のところで多くなると思います。そこでスピード感を出しつつ、どれだけ攻撃に余力を残せるかが、勝負になってくると思います」
11月の対戦時からは、明らかに進化を遂げている。2試合連続ゴールで、藤野が“ライジングサン”を象徴するような存在になれるか――。