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【なでしこジャパン】今日深夜アメリカ戦、パリ五輪へ「いい準備になる」と池田監督

米国戦に向けたトレーニングでの長谷川唯。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「対応力はオリンピックに向けても大事になってくる」

[She Believes Cup] アメリカ女子代表 – 日本女子代表/2024年4月7日1:30(現地6日12:30)/メルセデス=ベンツ・スタジアム

 パリ・オリンピックに出場する4か国が集う「She Believes Cup」、サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)は現地4月5日、翌日の初戦(準決勝)アメリカ女子代表戦に向けて、アトランタ市内のグランドで約1時間のトレーニングを行った。

 約10日間で3試合を戦っていた前回からレギュレーションが変更され、ホスト国であるアメリカ(FIFAランク4位)、カナダ(同9位)、ブラジル(同10位)、そして日本(同7位)によるトーナメント方式になった。試合数は減ったが、2試合にテーマを持って臨める形になった。

 女子W杯でまさかのラウンド16敗退を喫したアメリカは、W杯女王スペインをはじめヨーロッパ勢に押され気味ではある。世代の入れ替え、そしてどのような戦い方をベースとしてくるのか、五輪を前にどのような戦いかをしてくるのか注目される。

 日本の池田太監督は「アメリカは守備と攻撃で、いろいろ形を変えてくるので、それにどのように対応するのか、ミーティングやトレーニングで確認しています。アメリカは何かこれまでと違ったことをやってくるかもしれない。そういった対応力はオリンピックに向けても大事になってくると思います」と語る。

 一方で、以前のようにアメリカのフィジカルやスピードに驚くような状況にはない。

「海外でプレーしている選手も多く、日常でも強度の高い選手と戦っています。フィジカル的にもメンタル的にも成長してくれています。(オリンピックに向けて)いい準備になると思います」

 日本は昨夏の女子W杯で、3バックをメインシステムにベスト8へ進んだが、そこから強豪の壁を突破できずにいる。この1年で4-3-3も加えて、展開に応じて可変できるように積み上げてきた。オリンピックのメダル獲得のためには、その使い分けによる揺さぶりと試合の締め方もポイントになる。

 宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド)、浜野まいか(チェルシーFC)らがケガから復帰。オリンピック最終メンバー入りを狙う争いも熾烈である。個のパフォーマンスのみならず、チーム全体の連動性、その組み合わせも問われる2試合になる。

 1年前にはこの大会で手応えを得て、日本はW杯優勝へのダークホース的存在となった。今回もパリ五輪でのメダル獲得へ、キッカケを掴みたい。

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「She Believes Cup」初戦は6日25時37分(7日1時37分)にキックオフを迎える。試合はJFATVにてライブ配信される予定だ。

取材・文・写真/早草紀子
text and photos by Noriko Hayakusa

なでしこジャパンがアメリカ女子代表と対戦へ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

Posted by 早草紀子