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【WEリーグ】INAC神戸vsベレーザの1位・2位対決。カギを握るのは北川ひかるの後継者、21歳の井手ひなた「自由にはさせません!」

INACの井手ひなた。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

注目の天王山、今日16時からノエスタで開催。

 WEリーグは11月16日の9節、首位のINAC神戸レオネッサがホームで勝点2差の2位につける日テレ・東京ヴェルディベレーザと対戦する。前半戦注目の天王山だ。

 就任2シーズン目、ジョルディ・フェロン監督のもと、INAC神戸はメンバー構成も国際色豊かだ。フェロン監督と同じスペインからカルロタ・スアレス、パオラ ・ソルデヴィラ、カルラ・モレラの3人が、さらにDFのジャマイカ出身ヴィアン・サンプソン、韓国出身のMFイ・スビンらが名を連ねる。中でもスアレスはチーム最多5得点をマークし、新エースの座を確立しつつある。

 成宮唯は「試合開始の15分から20分で勝負が決まることもあると思う」と、序盤の攻防をポイントに挙げる。

「本当に自分はゴールに近いところにいる。あとは決めるだけ。それが一番難しいんですけれど(笑)。そこを決めきれたら複数得点という流れに持っていけるはずです。前半をいい形で終えられるようにしたいです」

INAC神戸の成宮唯。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

 一方、守備で鍵を握るのが左サイドバックの井手ひなただ。なでしこジャパン(日本女子代表)の北川ひかるがBKヘッケンに移籍したポジションを託された21歳である。

 この天王山で対峙するのは、クロスあり、カットインありと多彩な攻撃パターンを持つ山本柚月だ。同年代というだけあって、「1対1も、クロスも相手の自由にはさせません!」と負けん気と闘志を燃やしている。

 井手はこの対戦を、とても楽しみにしていた。

「ベレーザのパスサッカーに対してすべて全力でツメていっても、一枚剥がされたら、一気にピンチになります。安易に食いついて裏を取られることだけはディフェンダーとして、やってはいけないこと。相手の二手先を読んで、自分がどれだけ摘めるか。やらなければいけないことがいっぱいあります」

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 勝利を収めて首位固めとなるか。INAC神戸対ベレーザの一戦は11月16日16時から、ノエビアスタジアム神戸で行われる。

Posted by 早草紀子