I神戸の髙瀬愛実がWEリーグ1号ゴール。職業欄にこれからは「サッカー選手」と書ける――。大宮Vに5-0大勝
INAC神戸が大宮VENTUSに5-0大勝!(C)SAKANOWA
「自分たちの思いを表現できた」。17歳の浜野まいかとともに2ゴール。
[WEリーグ 1節] I神戸 5-0 大宮V /2021年9月12日10:00/ノエビアスタジアム神戸
日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」が9月12日に開幕を迎えた。ファーストゲームとなったINAC神戸対大宮アルディージャVENTUSの一戦、神戸の髙瀬愛実の記念すべきファーストゴールで幕を開けた。すると髙瀬と浜野まいかが2ゴールずつを奪取。さらにオウンゴールも決まり、I神戸が5-0の大勝を収めた。
髙瀬は試合後、次のように喜びを語った。
「WEリーグが始まるにあたり、まず気迫や気持ちを表現する日と位置付けていました。球際へ激しくいき、チームとしてはゴールをたくさん取れて、自分たちの思いをプレーで表現できたと思います」
なでしこジャパンでも活躍してきた30歳の髙瀬と17歳の浜野が躍動。新たな歴史の1ページを飾った。
「もっとまいかと絡みたかったところはあります。スピードのある選手なので、スペースに出せれば、ゴールまで運んでくれたと思います。ただ、まいかは若い選手なので、緊張せず思い切ってやってもらうため、いろいろ話をして、お互いにいい準備ができてピッチに立てたと思います」
これまで職業欄には、場合によっては「正社員」と書かなければならなかった。しかし今後は「サッカー選手」と「胸を張って言える」。それは大きな変化であり、このWEリーグ開幕の日を喜ぶとともに、責任をも痛感していた。
「プロ化して、見せる部分はすごく大事だと感じています。今日見てくださった方々が、INACの攻撃が楽しいなと思ってくれたら嬉しいです。今日は攻撃陣の崩しなどより、迫力を出すことを意識しました」
日本の女子サッカーを牽引してきた一人であり、一時は攻撃的なサイドバックにもチャレンジをした。そんな髙瀬のゴールとともに、新たなる夜明けを迎えた。WEリーグ幕開けにふさわしい、そんな女子サッカーのあらゆる時代を乗り越えてきたタレントの価値あるファーストゴールとなった。
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[文:サカノワ編集グループ]