【なでしこジャパン】ニルス体制ファーストゴール、長野風花→田中美南「こういうサッカーがしたいというのを表現できた」
ニールセン監督の初戦、豪州戦でファーストゴールを決めた日本女子代表の田中美南。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「風花と唯と自分との3人には阿吽の呼吸みたいなのもあります」
[SheBlieves Cup 第1戦]日本女子代表 4–0 豪州女子代表/2025年2月21日(現地20日)/ヒューストン
ニルス・ニールセン監督が就任しての初戦、サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)が米国で行われる「SheBlieves Cup」、オーストラリア女子代表に4-0の勝利を収めた。
4-3-3の1トップで先発した田中美南(ユタ・ロイヤルズ)は、開始6分と32分にゴールを決めて勝利に大きく貢献した。
「まずは監督の求めるサッカーにフィットさせたい」と臨んだ一戦、ニルス体制のファーストゴールは、長野風花(リバプールFC)のシュートに反応し、後ろ足で方向を変える技あり弾で沈めた。
さらに、相手DFとGKが連係でもたついているところを見逃さず、2点目を決めてみせた。
田中は「得点も嬉しいですが、こういうサッカーがしたいというのを体現できたことが良かったです」と振り返った。また、30歳になったストライカーはアメリカで揉まれながらパワーが増し、加えてより俯瞰して全体を見ながらプレーできるようになっている。
「自分が(中盤に)下りたことで(長野)風花が前に出てくれたり、(藤野)あおば、(浜野)まいかが高い位置を取っていたので全体的に距離感がよく、上手くポジションのローテーションが噛み合いました。風花と(長谷川)唯と自分との3人には阿吽の呼吸みたいなのもありますからね」
この日の2ゴールで女子代表通算41ゴールに伸ばした。より強豪との勝負どころでも結果を残せるか。田中がさらに突き抜けるために、ニルス体制初陣で泥臭く、かつ幸先良く2ゴールを奪ってみせた。
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日本はこのあと、日本時間24日早朝4時からコロンビア女子代表、同27日12時30分からアメリカ女子代表と対戦する。