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南野拓実は初ゴール逃すもリバプール16連勝「勝つために何をすべきか学んだ」とクロップ監督

2試合連続ゴール!パナマ戦で先制点を決めた南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

81分から途中出場。決定機が巡ってくるも味方と重なり枠に飛ばせず。セインツとの”同門対決”を制す。

[プレミアリーグ 25節]リバプール4–0 サウサンプトン/2020年2月1日/アンフィールド

 リバプールFCがホームのアンフィールドで好調サウサンプトンFCに4-0の快勝を収め、プレミアリーグ16連勝を果たした。2019年1月から続くリーグ戦の無敗記録を42(37勝5分)に伸ばした。

 これでプレミアリーグは24勝1分(60得点・15失点)の勝点73。2位のマンチェスター・シティとの勝点差を暫定で「22」に広げた。

 一方日本代表FW南野拓実は81分から途中出場を果たした。そして86分、南野に決定機が訪れる。リバプールが中盤でワンタッチパスを絡めてボールを前線に運び、モハメド・サラーが中央に切り込んで、ゴール前に走り込んできた南野にラストパスを送る。決定的なシーンだったが……ナビ・ケイタと重なってしまいシュートを枠内に飛ばせず、アンフィールドはため息で包まれた。

 試合は前半決定機を逃す場面もあったが、後半に入ると、46分にオックスレイド・チェンバレンがミドルシュートを決めて先制点を挙げると、60分にマイナスのクロスにジョーダン・ヘンダーソンが合わせて2点目を決める。さらに70分にはサイドからのスルーパスに抜け出したモハメド・サラーが決めて3点目、そして90分にもサイドのクロスを、再びサラーが冷静に押し込んで4点目を挙げた。

 ラルフ・ラングニックのカウンタープレスを戦術に取り込んできた、リバプールのユルゲン・クロップ監督とセインツのラルフ・ハーゼンヒュッテル監督の”同門対決”に。それを制したクロップ監督は試合後のインタビューで次のように語った。

「試合のなかでリズムが改善され、私たちが勝つためには何が必要なのかを学んだ試合になりました。前半相手がそこまで多くのシュートを打ってこなかったので、後半、少し変更をしました。結果的にその変更が大きな助けになりました。相手にとって我々の攻撃を止めるのは難しかったと思います。点も取れましたし、勝点3に値する出来だったと思います」

 ハーフタイムの指示を理解した選手たちが後半開始から修正、4ゴールを奪った。その結果に指揮官は満足していた。

 リバプールは2月4日(日本時間5日4:45開始)にFAカップ4回戦、ホームでシュルーズベリー・タウンとの再試合が予定されている。クロップ監督はこの試合はアンダーカテゴリーの選手を出場させ、ファーストチームのプレイヤーは全員休ませると明言している(プレミアリーグの規定でもあるため)。

 プレミアリーグはウインターブレイクのあと、2月15日(日本時間16日2:30)アウェーでノリッジ・シティFCと対戦する。

 南野はまだチーム戦術にフィットしきれていない印象だが、このブレイク期間を使って体を休ませるとともに浸透を図りたい。

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[文:サカノワ編集グループ]

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