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【ドイツメディア】原口元気、ブレーメン移籍の可能性高まる

原口にブレーメン移籍の可能性が浮上。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

 アタッカーの負傷により原口が浮上。浦和復帰は「後退」と捉え避けたい?

 ヘルタ・ベルリンの原口元気にブンデスリーガ1部ヴェルダー・ブレーメンへの移籍の可能性が浮上した。ドイツの大衆紙『ビルド』、ベルリンの地元紙『B.Z.』が報じた。

 『B.Z.』は、ブレーメン、原口、ヘルタ・ベルリン、それぞれの思惑についてまとめている。

 ブレーメンは、得点源のフィン・バルテレスが昨年12月10日のドルトムント戦でアキレス腱断裂の重傷を負い、今季復帰が絶望的になってしまった。そこで残留争いを勝ち抜くためにも、この冬のマーケットで、新たなアタッカーを探しており、そこで原口が浮上したという。

 また、ヘルタ・ベルリンは31人の選手を抱え、選手人件費の抑制が今後のテーマになっていた。今冬はヴァレンティン・シュトッカーが古巣FCバーゼルに復帰。次なる対象が原口だという。今年の夏にヘルタ・ベルリンとの契約が満了するため、契約保障金を得るためには、このタイミングで移籍させなければ、「フリートランスファー=0円」になってしまう。

 一方、原口はヘルタ・ベルリンでは2018年の2試合でベンチ外になるなど出場機会を得られずにいる。ただし日本代表のFIFAワールドカップ・ロシア大会のアジア予選では5ゴールを奪っており、ドイツでの評価も決して低くはない。本人は今年のFIFAロシア・ワールドカップの出場を目標にしており、出場機会を増やしたいところ。ただ浦和への復帰の話もあるが、それは「後退」と捉えているようで模索しているとのこと。

 通算リーガ4度の優勝を誇る名門のブレーメンだが、今季19節現在、入れ替え戦枠(プレーオフ圏)の16位に低迷しており、現状打破への一手を欲していた。日本人初のブンデスリーガである奥寺康彦氏がプレーして優勝を果たしているが、近年、日本人選手は在籍していない。「OKUDERA」の名前は古きサポーターの間で今なお語り継がれており、原口加入となれば、大きな注目と期待を集めそうだ。

文:サカノワ編集グループ

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