【オランダ発】堂安律が「完璧」な今季5点目を突き刺す。市場価格は10か月で6倍以上に
オランダ1部フローニンゲンの堂安律(写真は17-18シーズン)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
得点数はチーム内3位。指揮官は「このコンディションを保ち、今度こそ勝利したい」。
【オランダ・エールディビジ 24節】VVVフェンロ 1-1 フローニンゲン/2017年2月16日/デ・クール
フローニンゲンのMF堂安律が、VVV戦で目の覚めるような鮮やかな左足のシュートを突き刺し、今季5ゴール目を記録した。この一撃で同点に追い付いたチームは、アウェーで勝点1を獲得。他会場は17日以降に同節の試合が行なわれるが、フローニンゲンは勝点24の暫定13位で、オランダ1部リーグ残留に向けて”半歩”着実に前進した。堂安の得点数はチーム3位。1位はミモン・マヒの7点。
現在10位とフローニンゲンよりも上位のホームチームに開始2分に先制されるなか、15分にジュニーニョ・バクーナの鋭い縦パスを堂安が右サイドからゴール正面に飛び出した瞬間に受けると、そのままカットイン。大柄な相手DFを一人かわして、左足でシュートを突き刺した。試合はこのまま1-1で引き分け、勝点1を分け合った。堂安は86分に交代している。
フローニンゲンのエルネスト・ファーバー監督は「このコンディションを保って、今度こそ勝利を収めたい」と語った。19歳の日本人MFは、すでに移籍市場価格がガンバ大阪時代の2017年3月には15万ユーロ(約2000万円)から、今年1月の時点で100万ユーロ(約1億3200万円)まで上昇(「トランスファーマーケット」参照)。すでに10か月で6倍以上に上げた評価を、さらに今回のゴールなどの活躍で跳ね上げたと見られる。G大阪から今季終了までのレンタル移籍中とあって、新シーズンに向けた動向も注目される。
文:サカノワ編集グループ