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南野の新たな同僚、リバプールがチアゴ獲得!バイエルンがペップとの逸話を明かす

バイエルンでのチアゴ・・アルカンタラ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ドイツで獲得できるすべてのタイトルを手中に収め、30歳を前に“新たな挑戦”を選ぶ。

 イングランド・プレミアリーグのリバプールFCが9月18日、ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘンFCからスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラを完全移籍で獲得した。

 バイエルンは次のようにプレスリリースを発信。チアゴがペップ・グアルディオラ監督に必要とされ、スターダムにのしあがっていったことなどを回顧している。

 FCバイエルンはイングランド王者リバプールFCとの間で、チアゴ・アルカンタラが移籍することで合意に達した。29歳のスペイン代表MFは17日、バイエルンのチームメイトとコーチングスタッフに別れを告げている。

 ペップ・グアルディオラがバイエルンに就任する際の条件の一つが、チアゴの獲得だったという。バイエルンのカールハインツ・ルンメニゲCEOは「ペップが『チアゴ・オア・ノッシング』と言っていたことを今でもはっきり覚えています。当時のペップの要求に応えられたことを、とても嬉しく思っています」と振り返っている。

「チアゴは22歳の有望な選手から真のリーダーに成長し、何より人として高く評価しています。彼は新たな挑戦を望んでいました。我々はその要求を受け入れ、リバプールとの移籍に合意しました。FCバイエルンを代表して、チアゴと彼の家族の素晴らしい未来を祈っています」

 一方、バイエルンのスポーツ部門取締役のハサン・サリハミジッチ氏もエールを送る。

「チアゴは30歳を前に新しいことをしたいと考えていました。もちろん残念ではあります。彼は並外れたサッカー選手であり、人柄も優れています。バイエルンではクラブレベルでのすべてのタイトルを手に入れました。彼の健康を願うとともに、彼が求めるものが見つかることを願っています」

 チアゴは2013年夏にFCバイエルンに加入し、ブンデスリーガ7連覇を達成。さらにDFBカップ4回(2014年、2016年、2019年、2020年)、DFLスーパーカップ3回(2016年、2017年、2018年)、2013年FIFAクラブワールドカップ、そして昨季のUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)制覇を達成している。CLでは235試合に出場し、31得点・35アシストを記録した。スペイン代表では39試合・2得点。

 世界屈指のパサーの加入は、リバプールでまだ得点を奪えずにいる南野にとって、強力な援軍になるに違いない。ユルゲン・クロップ監督のもと、『チアゴ―南野』のラインからゴールが決まるその瞬間を心待ちにしたい。

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[文:サカノワ編集グループ]

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