ネイマールの酒井宏樹への差別的発言、マルセイユがコメント「専門の担当者のためにも…」

酒井宏樹(左)とネイマール(右)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

パリSG戦で再三にわたり熱いバトルを展開。「クソな…」と二度言った?

 オリンピック・マルセイユがパリ・サンジェルマンに9年ぶりのリーグ戦勝利を収めた9月13日のアウェー戦、試合終了間際に両チーム計5人に退場処分が下される大波乱の展開になった。しかし騒動は試合後も鎮火せず、今度はパリSGのブラジル代表FWネイマールが、マッチアップしていた日本代表DF酒井宏樹に対し「クソな中国人」と差別的な発言をしていたという疑惑が浮上した。この報道がフランス、ブラジル、スペインで大々的に取り上げられ、マルセイユの広報も取材に対してコメントを発表した。

 今回スペインメディア『カデナ・クーペ』がまず、試合中のネイマールのその発言について、「マルセイユが映像で確認した」と報じた。別のメディアによると、ネイマールは二度その発言をしていたと見られるそうだ。

 そしてフランスメディア『ラ・パリジャン』は9月22日、マルセイユ広報に対し、この事実について確認を取った。するとクラブからの「分析やステイトメントは、専門の担当者(インストラクター)のためにも留保させていただきます」というコメントを掲載している。

 つまり、まったくの見当違いや単なるゴシップではなく、クラブはそれが事実であるかどうか含め、何かしら対応をしているということが分かる。

 パリSG対マルセイユ戦、二人は再三にわたって熱いマッチアップを展開。その攻防のなか、ネイマールが酒井に対して人種に関する暴言を発していたということだ。

 一方、ネイマールはその退場劇が起きる直前にマルセイユのDFアルバロ・ゴンサレスとやり合った際(ネイマールが彼を押し倒したがイエローカードは出なかった)、「クソなサル」と侮辱的な発言をされたとメディアに明かしていた。

 しかしアルバロ・ゴンサレスはこのことを否定。マルセイユは公式サイトで、アルバロ・ゴンサレスのそのような発言が一切なかったと強調。一方、ブラジルメディアは読唇術の専門家を招き、彼が「サル」と言っているようだと“判定”していた。

 マルセイユは自由と平等のもと、街が繁栄を遂げてきた歴史を誇りにもしている。クラブも人種差別に対して徹底して立ち向かう姿勢を示している。

 この騒動はどのように展開していくのか。両クラブは選手への影響も考慮し、納得のいく形での落としどころを見つけ出すことができるのだろうか。

注目記事:「クソな中国人」ネイマールが酒井宏樹に侮辱的発言か。パリSG対マルセイユ戦で…

[文:サカノワ編集グループ]

Ads

Ads