今日が欧州の移籍期限。冨安健洋のミランなどビッグクラブ電撃加入はあるか? ボローニャ首脳「価値に見合うオファーが来ていない」

冨安健洋。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

日本代表の活動もスタート。

 欧州の主要リーグの移籍期間が10月5日に終了する。今回新型コロナウイルスの影響を考慮し、夏のマーケットがこの時期にずれ込む形で設定された。とはいえ、観客動員の見込みがまだ立たず、先行きの不安も拭えず、多くのビッグクラブが大きな投資を控え、監督の意向などによって余剰戦力の売却に重点を置く傾向も見られた。

 そうしたなか、ボローニャFCの日本代表DF冨安健洋がイタリアで注目株の一人に。シニシャ・ミハイロヴィチ監督のもと、昨季は右サイドバックで経験を積み、今季はセンターバックで起用されている。

 するとACミランがこの移籍期間終了間際、最終ラインの補強を画策。ACFフィオレンティーナに所属するセルビア代表DFニコラ・ミレンコヴィッチの獲得を目指してきたが、「ミランでは手に届かない額」(『ガゼッタ・デロ・スポルト』)のため、新たな候補者として冨安の名前が浮上していたのだ。

 とはいえボローニャも2024年6月まで契約を結ぶ冨安の違約金(移籍金)を2500万ユーロ(約31億円)に設定し、値下げには応じないスタンスを示していた。フロントはこれまで「(噂されてきた)ASローマ以外から」2000万ユーロ(約24億8000万円)のオファーがあったことを認めていた。

『フットボール・イタリア』によると、ボローニャのリッカルド・ビゴン・スポーツダイレクターは10月2日にDFアーロン・ヒッキーの加入記者会見の席上、改めてこの移籍期間に冨安へのオファーがあったと認め、「ノーと言った」と拒否したことを明かしている。

「私たちは彼へのいくつかのオファーを断ってきました。冨安にはミランが提示したオファー以上の価値があると確信しています。現時点で、彼の価値を反映したオファーを受けていないため、私たちは断っています」

 そのように同SDは明言している。

 とはいえむしろ、このまま21歳のDFが進化を遂げれば、将来的にはビッグクラブへの移籍はより現実味を増す――という状況にあることも分かる。

 冨安は2019-20シーズンにベルギー1部リーグのシント・トロイデンVVから完全移籍でボローニャに加入。昨季は右サイドバックを主戦場にセンターバックもこなし、セリエAで29試合・1得点・3アシストを記録。今季はセンターバックとして、これまでリーグ3試合にフル出場している。

 また10月5日には日本代表のオランダでのキャンプもスタート。冨安も招集されていて、9日にカメルーン代表、13日にコートジボワール代表と対戦する予定だ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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