名門PAOKが香川真司の獲得検討!ギリシャメディア、ところがいきなり悲観的「希望はあまりない」
香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
現在フリートランスファーで契約可能。チームは現在2位、CLプレーオフに敗れELに回る。
スペイン2部レアル・サラゴサを退団してフリートランスファーになっているMF香川真司だが、ギリシャ1部の名門PAOKテッサロニキが獲得を検討しているという。ギリシャメディア『Sportime』が報じ、移籍専門サイト『トランスファーマーケット』などもこの情報を大々的に伝えている。
PAOKはギリシャの名門で、2018-19シーズンは国内リーグとギリシャカップの2冠を制覇。同カップは3連覇を成し遂げた。ところが昨季は無冠に終わり、カップ戦は準々決勝敗退に終わった。クラブが何かしらの起爆剤を欲しているのは事実だ。
そうしたなか、『Sportime』によると、クラブはフリートランスファーになった選手をくまなくチェック。「例外的な選手がいた場合のみ獲得を目指す」というスタンスで、クラブ首脳陣は「香川真司の獲得の検討に入った」というのだ。
ところが、記事はこのあと悲観的だ。
香川はよりクオリティの高いリーグを求め、大きな契約を目指しているはず。だから「31歳の日本人選手の獲得には、あまり希望を持つことができない」と、いきなりテンションがダウンしている。
とはいえ、PAOKは欧州チャンピオンズリーグ(CL)のプレーオフでは敗れたものの、ヨーロッパリーグ(EL)に回ることが決まっている。つまりEL制覇を目指す一方、来季のCL進出のチャンスも十分ある。主導権を握ろうとするスタイルであれば香川の個性も引き立つなど、魅力は十分ある。
これまでギリシャリーグでプレーした日本人選手として、梶山陽平(パナシナイコス)、小林大悟(イラクリス)、坂田大輔(ASアリス)、福田健二(イオニコス)が挙げられる。PAOKでプレーするとなると初だ。
現在PAOKは国内リーグ4試合を終えて、2勝2分の無敗(5得点・1失点)で、ASアリスに次ぐ暫定2位につけている。
香川はスペインでのプレーを希望していると言われる。ただ、CEサバデル、ラージョ・バジェカーノなどが獲得を検討していると言われるものの、オファーには至っていない様子だ。
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[文:サカノワ編集グループ]